グアムの人魚姫☆シレナ伝説
2016年11月27日
ハガニャのサン・アントニオ橋に人魚の像があるのをご存知ですか。実はグアムには人魚姫シレナの伝説が残っています。
『昔、ハガニャ川の入り江の近くに、泳ぐことが大好きなシレナというチャモロの少女が住んでいました。天気の良いある日、いつものように母親に頼まれ、お使いにでかけたシレナは、途中でつい用事を後回しにして入り江で泳ぎ始めました。時の経つのも忘れ泳いでいるシレナに怒った母親は、つい神様に向かって、「言う事を守らないあんな娘は、魚になってしまえばよいいのに!」と言ってしまいました。その言葉を聞いたおばが慌てて「人間の部分を残してください!」と神様に付け加えました。シレナは美しい人間としての姿を残したまま魚になり、母親に別れを告げ波間に消えていきました....』
デンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの人魚姫を読んで育った私にとって、グアムの人魚姫・シレナの伝説はとても新鮮に感じました。アンデルセンの人魚姫とはまた違う、そんなシレナの伝説です。グアムの街で人魚をテーマにしたオブジェや絵を見かけたら、足を止めてシレナを思い出してください。
☆リーフホテルのプールサイドのシレナ像(伝説の案内板もあります)
☆ハガニャのシレナプラザビルのステンドグラス
☆マイクロネシアモールのギフトショップで見つけた、小さなシレナ像
☆日航ホテルの新館工事現場に描かれたシレナ
☆ハガニャで自家製ビールが人気のマーメイドタバーン。店内は人魚だらけ!
☆19世紀に作られたサン・アントニオ橋横に佇むシレナ像
- 桃井智子
元ツアーコンダクター。
2009年12月、思いがけずグアムへ移住することに。
以来、島でのスローな生活を楽しみつつ、ときおり、リゾート地ならではのおしゃれなレストランやバーの雰囲気も満喫。自宅ではマクロビオテック料理を作っている。
趣味は料理、ボタニカルアート、ヨーガ、マラソン、絵画鑑賞。
アクティブシニアをターゲットに、「スロートラベル」がコンセプトのコンドミニアムを開くのが夢。
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