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グアムで教会めぐり(その1)

2020年7月12日

長きに渡るスペイン植民地支配の影響で、人口7割以上がカトリック信者であるグアムには、たくさんの教会があります。首都ハガニアの聖母マリアに捧げるノートルダム大聖堂をはじめ、19の市町村各教区にそれぞれカトリック教会があり、守護聖人を持ちます。
私は信者ではないのですが、このコロナを経験し思うこともあり、四国の八十八カ所めぐりではないですが、各教会をまわってみることにしました。ミサ以外の時間帯に訪問する信者でない私は内部に入れませんが、心の奥底から手を合わせゆっくりと、まわりたいと思います。かつてのキリスト教文化にふれた欧州旅行を偲びながら、思いがけず楽しいタイムトリップとなりそうです。

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☆タロフォフォのサンミゲル教会。サンミゲルはスペイン語で大天使聖ミカエルのこと。ジャンヌダルクに啓示を与えた三大天使の一人。右手に剣左手に秤を持ちドラゴンやサタンを退治するキリスト教徒(古くは十字軍)の守護者です。しばし、何度も訪れたフランス・ノルマンディー地方にあるモンサンミッシェルを思い出し、心はかの地へ。鐘楼に大天使ミカエルの像が置かれています。

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☆マローロの聖イシドロ教会。貧しい人や動物に対する敬意で知られる、マドリッドの守護聖人であり農夫の守護聖人です。グアム南部は農業が盛んなので、まさしくぴったりの教会です。5月15日のマドリッドで開催される盛大な聖イシドロの祭りが懐かしいです。朴訥な銅像が道路沿いに置かれています。

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☆ジョーナの聖フランシス教会。アッシジの聖フランチェスコはフランシスコ会の創設者として知られるカトリックの修道士。裸のキリストに裸で従うことを求め、清貧、悔悛、神の国を説いた中世のイタリアにおける有名な聖人の一人。ハガニアの大聖堂にもフランシスコ派修道僧の像やマークが置かれており、布教活動をグアムの地で続けたことがわかります。教会はさまざまな修道院の中でも厳しいフランシス派らしく町の規模からみても、質素な造りとなっています。中世の面影をそのまま残すイタリア アッシジにタイムトリップ。

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☆サンタリタのグアダルーペ聖母教会。14世紀、スペイン西部の山奥の村グアダルーペで羊飼いが家畜を探している時、聖母マリアが出現し、地中から木彫りの聖母像を発見したそうです。スペインからの入植者がそんな奇跡のマリアを、風景が似ている山間のサンタリタに祀ったのでしょうか。グアダルーペ村の黒いお顔の聖母マリアを思い出します。

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☆オルドのサンファンバウティスタ教会。サンファンはスペイン語で聖ヨハネをあらわし、日本語で言うと教会の名前は洗礼者聖ヨハネ教会となります。オルドはスペインの植民地政策で早くからカトリックの村となり、18世紀初めにはイエズス会の宣教師による農業試験場も建設されたそうです。チャモロ人のキリスト教徒化が進むグアムで洗礼を行なう教会を、当地に建設したのでしょうか。おもに仕事ですが96カ国を旅してきた私は、残念なことにヨルダンもイスラエル行ったことがありません。グアムのオルドにてヨルダン川でイエス キリストに洗礼を行なったヨハネを想像します。


グアムのカトリック教会を訪ねる私のプチトリップは、まだまだ続きます。かつて旅した欧州と、グアムの地にて330年に渡る植民地支配の間にスペインから来て布教活動を続けた入植者に思いを馳せながら...。























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取材担当プロフィール

桃井智子

元ツアーコンダクター。
2009年12月、思いがけずグアムへ移住することに。
以来、島でのスローな生活を楽しみつつ、ときおり、リゾート地ならではのおしゃれなレストランやバーの雰囲気も満喫。自宅ではマクロビオテック料理を作っている。
趣味は料理、ボタニカルアート、ヨーガ、マラソン、絵画鑑賞。
アクティブシニアをターゲットに、「スロートラベル」がコンセプトのコンドミニアムを開くのが夢。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi