ビール園
2012年3月21日
昨年の調査で、札幌市民が考える北海道外から来る観光客のニーズと、北海道外に住む人たちが札幌へ旅行に行くことを想定した場合のニーズに少々ズレがあるということがわかり新聞に出ていた。例えばその一つ、札幌市民は北海道外から来る旅行者はジンギスカンを食べたいのだろうと予想し第一位に挙げている。ところが実際北海道外の人に聞いてみるとジンギスカンはベスト5にも入っていず、一位は乳製品という答え。
つまり、牛乳やバター、ソフトクリームなどだということだ。確かに牛乳一つとっても北海道で生産されたものは格別濃厚で美味だというイメージはある。ただ、札幌市民的にはなかなか思いつきずらいのは確か。なぜなら、知人が北海道外から旅行に来たからといって、美味しい牛乳を飲みに連れて行こうかとか、新鮮かつ濃厚なミルクを使ったソフトクリームを食べに誘っちゃおう、みたいな発想はなかなかできない。それよりも新鮮な海の幸いっぱいのお寿司を食べに行くとか、さっぽろラーメンを一緒に食べに行こう!とか、ジンギスカンのイケてる店ありまっせ!なんていう方が自然な気がしてくる。
大学生の頃は何かといえばジンギスカンをやっていた。ジンギスカンは食べていたというより、やっていたという方が相応しい料理だ。ラム肉ともやしさえ買ってくれば、あとは定番ともいえるベルのジンギスカンのタレとビールがあれば完了。特別な調理の手間もなく、場合によっては一人で自分が食べる分だけフライパンでチャチャとつくることもできる。
ジンギスカンの醍醐味は何といっても鍋を囲んでみんなでワイワイ賑やかにやること。北海道では小学生の時に行く炊事遠足では、たいてい自分たちで炭を起こしてジンギスカンをやる。この時の楽しい思い出が大人になっても忘れられず、ジンギスカンというだけでワクワク感いっぱいの北海道人が多いのかもしれない。
それなのに残念ながら北海道外の人たちが食べたい札幌の食ベスト5にも入れなかったジンギスカンの応援の意味も含め、会社のメンバー数人とジンギスカンをやることになった。向かったのは会社から地下鉄&徒歩で20分ほどで行ける、すすきの寄りに位置するキリンビール園新館アーバン店。キリン千歳工場直送の出来立て生ビールと生ラムジンギスカンで、満足感いっぱい!まだ北海道で食べたことないという人は、一度は体験してそんはないと思う。
キリンビール園新館アーバン店
札幌市中央区南3条西4丁目アーバン札幌ビル7・8F
地下鉄すすきの駅から徒歩2分
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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