北海道はじめて物語
2013年2月 7日
小樽市生まれのノンフィクション作家、千石涼太郎は今まで2、3回しか一緒に飲んだことがないが、とても面白い人だ。見た感じも面白いが話すことも面白く、書いている本も納得できる面白さだ。
3カ月ほど前に発売された「北海道はじめて物語」は、北海道について何としても知りたい!という人はもちろん、北海道なんて大嫌いだー!という人や、ただ北海道に住んでいるだけという人にもためになるのだ。建造物、歴史、伝統、産業、文化、グルメといったカテゴリーで、北海道のいろいろなものの発祥や起源を千石流に紹介している。ボクはこういう本を酒とつまみを味わいながら読むのが好きだ。しかし、もし何れか一つということになれば、当然ながら、酒とつまみを選ぶのだ。
先日札幌市内の老舗喫茶店の一つ、cafe倫敦館(ろんどんかん)に取材に行ってきた。ボクがこの店を最初に取材したのは今から32年前、ボクは22歳で当時社員としてお世話になった「ステージガイド札幌」という月刊誌での取材だった。外から見ても、店内に入っても当時と変わらぬ居心地の良さ、センスの良さ、安心感。しかも、30年以上変わらず「いい感じ」を伝えている。
札幌の中心にあり、目の前のミニ大通公園と呼ばれている小さな公園の四季折々が店の大きな窓からのぞかれる。お店は9時から23時半まで。10時頃にこの店でモーニング600円を食べるのは、至福の時間になるのだ。
cafe倫敦館
札幌市中央区北4西11-75
TEL 011-271-7730
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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