黄金(こがね)温泉
2013年7月16日
ここ三ヵ月、TPP関連の取材で北海道中いろいろなところへ足を運んでいる。一次産業が基幹産業ともいえる北海道なので、TPPに関する思いも、予想される影響も都市部とは大きく異なるのだ。TPP交渉参加反対という意見を、地域の農業団体、漁協、消費者協会、医師会、商工会などに取材してまわり、そのついでにいろいろなものを食べ、美味い酒を飲み、こんな取材もいいもんだ!と疲れを忘れるようにした。
7月8日から3日間、予定では最後になる小樽・後志地区の取材に動いた。三日間、何を食べるかすでに妄想で頭の中はいっぱい。カメラマンの運転でニセコの田園風景の中を移動中、突然目に入る「十割そば」というプレハブのような店舗についた看板。車を止め、私たち探検隊は早速、調査に着手した。実はそば屋でありながら、隣にある温泉とセット売りが主力らしい。店内は8人程度入れそう。林さんという老夫婦が店を切り盛りしているが、おじいちゃんがそばを打ち、おばあちゃんが接客。しかしながら、このおばあちゃんの接客は底抜けに無愛想。しかしながら、どこか味があり、笑って許しちゃうことにしよう。
そばを出すのに20分はかかるというからいよいよ本物くさいとわれわれ探検隊はここでランチすることに決定。そしてそばが出てきたときには撮影するのも忘れ、間違いない十割そば(色は焦げ茶)を堪能。間違いなくAクラスの味に大満足。帰り際に、わざわざ名古屋から温泉とそばを楽しみに来たという70代のリピーター夫婦が来たところ。おそるべし黄金温泉。
住所は磯谷郡蘭越町黄金258 電話は0136-58-2654 できれば行く前に電話で予約した方がいいようだ。このへんのエリアだと冬は雪で営業不可なので11月から4月は休み。天気が良ければ美しい羊蹄山を眺めることができる。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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