さっぽろ雪まつり
2014年2月 7日
「先生、僕は人間失格ですか?」と、こんな数値は初めて見たと驚く甲状せん専門医として有名なドクターに質問した。僕はもともと甲状せんの病気・橋本病だったが1年前から正常になり、薬も飲まなくていいと言われ、その1年検診に来ていた。
数日前に他の病院で血液検査をし、その結果、ガンマGTP 2160というほとんど信じらるないような数値をたたきだし、それまでガンマGTP世界チャンピオンをネタにしていた僕も予想をはるかに越えたその数値にかなり不安になっていたのだ。夜の商売で仕事柄飲酒がたえず、肝臓をわるくした知人は、その数値が400でも、相当体がだるく病院に行くのも大変だったと言う。
当社最強の大酒飲みである加藤氏は、同じく大酒飲みの作家中島らもさんの数値が1200位だと本で読んだと教えてくれた。しかし、僕は2160なのだ。普通の人は70くらい、酒飲みなら200とか、そんな世の中で僕は2160なのだ。過去の経験から甲状せんの異常が影響しているのではと感じた僕は、ドクターに数値を見せて、さらに検査してもらった。結果は甲状せん異常なし。完全に予想が外れたのだ。
別に体調は問題なく、酒は飲むし、毎日寒さに震えるさっぽろにいながら、さらに雪まつりまで見に行ってしまうという元気いっぱい状態なのだ。前置きが異常に長くなりながら、たった今、一昨日から始まった第65回さっぽろ雪まつり(2月5日から11日まで)を見てきた。
世界中から200万人以上が訪れるこのイベントも、実は1950年に現在もメーン会場になっている大通公園に地元の中・高校生が6つの雪像を設置したのが始まりといわれている。今年も大通公園西1丁目から西12丁目までをメーン会場に、夜10時までライトアップしながら観光客を中心に大勢の人をたのしませている。しかし、それより、わしゃ寒いから嫌だという地元の人も結構いるが、とりあえずそれはまた置いといて、酒でものみましょー。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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