北海道でも義経伝説
2016年9月23日
日本全国御朱印ブームということもあり、東京の出版社からの依頼で北海道の御朱印の本を作ることになり、早速取材に出発した。
もちろん、取材に行った神社で御神酒をご馳走になれるかもしれないなどとは、神に誓って考えていないのだ。
最初に行ったのは、札幌都心から車で約2時間、びらとり和牛やトマトの産地として知られる平取町というところにある義経神社だ(沙流郡平取町本町119番地1、電話01457 2 2432)。
北海道には源義経の伝説がいくつかのこっていて、その義経にちなんだ神社なのだ。北海道でも古い歴史を持つ神社の1つでもあるこの神社は源義経が源平の戦いの後、北海道に逃げ延び、密かに当時アイヌ集落が栄えていた平取町に移住し、アイヌの人々から親しまれ「判官さま」「ハンカンカムイ」などと呼ばれていたと伝えられている。
この神社には源義経が祀られ、境内には義経資料館という義経の伝説を伝える資料館も隣接している。宮司の話では最近は御朱印やお守りを求めてくる参拝者が増えているとのこと。
願望成就のご利益があるといわれる義経神社。遠くは北海道にまで伝説が伝えられる源義経こそ、日本の歴史上最大のヒーローなのかもしれない。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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