函館のソウルフードだべさ
2017年8月17日
道南の町、函館でボクは生まれた。観光や住みたい場所として人気のある北海道内では最もエキゾチックな町だ。だが道内のほとんどの地方都市がそうであるように、人口は減少傾向にある。市町村合併を何度が実施しているので現在の人口の26万人というのは、ボクが子どもの頃とあまり変わらないが、人口密度でみると当時の半分以下になってしまう。
そんな人口推移の影響もあり、ボクが通っていた小学校も中学校も、残念ながら廃校になっている。そんなことをネットで検索していると、ネットというのは本当にスゴイと思わせる一つでもあるのだが、廃校になったボクの母校、函館市立万年橋小学校、函館市立大川中学校の校歌がやや電子音っぽくはあるが、歌われているのだ。
誰かが歌っている母校の校歌を約45年ぶりに聞いたのだ。さすが6年間、一生けん命歌っていたせいで、小学校の校歌はよく憶えている。中学校の校歌は出だしくらいという感じ。そんな懐かしさもカバンに詰め込み、墓参りもかねて函館に行ってきた。
函館のソウルフードの中で、最も庶民的であるものといえば函館を中心に道南エリアで展開しているコンビニチェーン「ハセガワストア」の名物「やきとり弁当」ではないだろうか。鶏肉ではなく豚肉が基本のやきとりが、のりをしいたごはんの上に乗った弁当なのだ。
味は塩、タレ、うまから、塩だれの4つから選べ、サイズも小458円、中579円、大692円、ジャンボ824円(※全て税込み)と4パターン。弁当以外にやきとりを単品でオーダーすることもできる。あくまでもオーダーがあってから作るのが「やきとり弁当」なので、この日は20分待ち。すでにレジには20人くらい並んでいる。
函館が生んだロックバンドグループGLAYによって名がさらに広まり、店舗によっては店内にGLAYコーナーがあったりする。函館に来たら寄って買うしかないっしょ。個人的にはタレがおすすめなのだ。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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