札幌都心に市場があるのだ
2020年2月26日
ホテルの朝食を食べるか、近くにある市場で朝食を食べるか、
ウ~ム、と悩んでしまうことは誰もが経験することだと思う。
個人的には函館出張の時に函館朝市でと考えることはあるが、
実際に朝市で朝食をとったことは2、3度しかないのだ。
いつでも行けると心の中で思ってしまうからかもしれないが、
TVでグルメリポーターが取材しているのを見ると次こそ行こうなどと思ってしまう。
同じような理由で多分、考え迷う旅行客も少ないだろうと思うのが
札幌の中心部から歩いていけるアクセスの良さが魅力でもある札幌「二条市場」だ。
明治時代の初めに石狩浜の漁師が新鮮な魚介類などを売り始めたことから誕生したといわれている。
現在は30店舗前後の水産会社や鮮魚店が並び、カニやホタテ、ニシンにホッケなど、
北海道の新鮮な海の幸オールスターズ的な状況と遭遇することができる。
もちろん、その場で立ったまま、あるいはイートインで
落ち着いてあふれるばかりにイクラがのったイクラ丼を、といったようなことも可能なのだ。
また海の幸オールスターズに負けてばかりはいられないと、
トウモロコシやジャガイモ、アスパラなどの山の幸オールスターズも
虎視眈々と主役の座を狙っているのだ。
さらに見逃してはいけないのが、札幌のラーメン文化が話題になると必ず登場する伝説のラーメン店「だるま軒」。
昭和22年に狸小路で屋台として創業。昭和24年に二条市場に店を構えたと伝えられている。
札幌ラーメンの原形ともいわれる同店の「醤油ラーメン」。
シンプルな味が、最近の札幌ラーメンにはない優しさを感じさせてくれる。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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