日本で一番寒い町の道の駅に寄ったのだ
2021年1月25日
北海道東部のほぼ中央にある小さな町・陸別町。マイナス30度にもなる日本で一番寒い町として、
よくTVニュースで見かけることがある。
濡れたタオルが一瞬のうちにつらら状態になってしまうシーンは極寒の日の定番になっている。
12月26日、石北峠のホワイトアウト状態を抜け、北見市に到着。
北見はカーリングのロコ・ソラーレでも知られるようになった町だ。
翌日27日は東京オリンピックのメダルケース制作を担当することになった
北見市から車で30分ほどにある津別町の木工会社を取材。
その後によったのが、国道242号沿いにあり旧ふるさと銀河線の駅と道の駅を兼ねた、
道の駅「オーロラタウン93りくべつ」だ。
前日の猛吹雪に比べると良い天気とはいえ、この寒い中、意外なほど地元の人たちが来ていて驚いた。
ここには知る人ぞ知る、映画「幸せの黄色いハンカチ」の映画カンバンや写真などが展示されていて、
同映画ロケ地の一つだった陸別町のメモリアルスペースになっている。
ここで初めて知ったのが、関寛斎資料館というスペースがあり、
北海道開拓に尽力した関寛斎の歴史を伝えている。
もともと関寛斎は徳島県に招かれて侍医になり、戊辰の役では奥羽出張病院頭取として活躍し徳島医学校の創設に力を注ぎ、
海軍病院や山梨県立病院を経て徳島に戻り開業。
その後、日本の産業発展に必要な地として注目されていた北海道開拓に70歳で挑戦したというすごい方だったようだ。
そして道の駅の横には、ふるさと銀河線りくべつ鉄道の観光列車がある(大人300円、乗車時間は15分程度)。
この列車に描かれているのがオヤジ世代には懐かしい漫画「銀河鉄道999」のメーテルと鉄郎なのだ。
小さいながらも、いろいろ楽しめそうな道の駅「オーロラタウン93りくべつ」。
冬の寒さも楽しめそうな道の駅だ。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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