伝統と個性が生きた絶妙日本料理の店
2021年4月19日
ようやく春が来た北海道。とはいっても朝はまだまだ寒い。
世の中ではまだまだ新型コロナが猛威をふるっているが、
それでも春が来るのは北海道の冬が長いだけにうれしいもので、
桜の開花を待ちわびる人も少なくないのだ。
そんな桜もまだ咲いていない北海道とは関係なく、
ミシュラン北海道2018で好成績を取った店を取材する仕事があり、
リストアップされた店に食事に行った。
もちろんどの店も素敵な料理とサービスで有名な店なのだが初めておじゃまする店もある。
そんな一店が日本料理の古今山久だ。
白い壁に木製の家具、日本料理店らしくないモダンさを兼ね備えた店内。
2014年にオープンした古今山久は、日本料理の伝統を守りながらも絶妙なバランス感覚で
オリジナリティあふれるメニューを提供している。
この日食べたのは、あんきも大根を先付にした10品のコースメニュー。
にしんのつみれとソイの吸い物から食事は鯛めし・赤だし・香の物。
デザートはクレーム・ブリュレ・伊予柑と苺・食後の飲み物が提供され、大満足の10品となった。
店主の山根さんの料理のおいしさと、店内の雰囲気や優しいサービスが
全てバランス良く客を迎え入れてくれる。
ミシュラン北海道2018の紹介文には「決して枠を超え過ぎない良さがある」とあったが、
まさにそんな超絶なバランスの良さを感じる料理に敬服した。
お店は札幌都心、札幌市中央区南3条西8丁目大洋ビル2階 電話011-596-7233。
札幌のおいしい店が集まっているエリアでもある。
メニューはおまかせコースの2種のみ。
2人でお酒も少し飲みながら25000〜30000円くらいの予算で楽しめる。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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