美唄で焼鳥ではなくカフェなのだ
2022年6月24日
東京の出版社からの依頼で緑に囲まれたカフェやレストランを紹介するMOOKを制作することになった。
最初に取材に伺ったのは、札幌から車で90分ほどにある美唄市のミュージアム内カフェだ。
美唄市といえばお酒を飲みながら、いつもお世話になりっぱなしの独特の焼鳥「美唄やきとり」で有名だが、もう一つ広く知られているのが「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」(美唄市落合町栄町)だ。
美唄市出身の世界的彫刻家・安田侃の作品を展示した野外美術館で、この敷地内にある緑に囲まれたカフェが取材対象ということなのだ。
高い天井と大きな窓、ゆったりとした時間が流れるような「カフェアルテ」を訪れる人はさまざまだ。
アルテピアッツァを見にくる観光客がついでに立ち寄る休憩スポット的なカフェだと思い込んでいたら、どうやらそれは違っているらしく、平日の午前中から一人でこのカフェを訪れ、コーヒーを飲みながら緑の中で過ぎていく時間を味わっている地元の人たちの姿が見られるのだ。
大きな窓は一面緑の輝きに包まれ、テラスでは心地よい風を満喫しながら、ゆったりとしたひとときを過ごせる。
このカフェ自慢のソフトクリームは、砂川市にある岩瀬牧場の新鮮なミルクを使用した練乳のような濃厚な香りと甘さが口いっぱいに広がる、ソフトクリーム好きにはたまらない逸品。
軽食は地元の石窯のパン屋が作ったパンを使用した、イタリアのサンドイッチ「パニーノ」や「フォカッチャ」が人気。
店内にも安田侃氏の彫刻が置かれ、深みのあるコーヒーを味わいながら落ち着いた時間を過ごせそうだ。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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