青蓮院門跡のライトアップに行ってきました!
2010年11月30日
最近はすっかり肌寒くなって、マフラー・手袋は必須アイテムになってきました。
木々の色づきもピークを迎え、京都は観光シーズン真っ只中!
紅葉をひと目見ようと訪れる人でいっぱいです。
さてさて、そんな観光シーズン到来のひと足前に、
青蓮院門跡のライトアップに行ってきました。
紅葉の色づく少し前だったので、人も少なめでゆっくり楽しめました。
青蓮院は、青を基調にしたライトアップで毎年人気を博しています。
確かに、青が基調のライトアップは他のお寺ではあまり見かけないですよね。
門跡の入口に着くと、巨大なクスノキが迎えてくれます。
境内に5本もある大木は、何と樹齢800年!見上げたときの大きさは圧巻です。
提灯のぼんやりしたあかりも夜間拝観ならではの美しさですね。
さすが門跡寺院だけあって、建物の中ははんなりした雰囲気が漂います。
宸殿の前庭のライトアップ。
たくさんの青い光が散りばめられ、幻想的な世界が目の前に広がります。
まるで海の中にいるような気分で、マイナスイオンをたっぷり吸収しました。
光ったり消えたりを繰り返す光景は、何時間でも眺めていられそうです。
次は華頂殿。中に入った瞬間、鮮やかな襖に目を奪われます。しっとりとした門跡寺院の中に、まさかこんなモダンな襖絵があろうとは・・・
木村英輝氏によって描かれた三室の絵は、
それぞれ「青の幻想」「生命賛歌」「極楽浄土」とタイトルが付いています。
登場する動物たちも微妙に違いかわいいので、ぜひ、三種類ともご覧になってくださいね。
殿舎の拝観を終えて外に出ると、
まずは龍心池のある相阿弥の庭があらわれます。
後ろの竹林もライトアップされて美しいですね。
この竹林から空に向かって青い光の柱が伸びているのですが、
写真にはうまく収められず、残念。
立ちのぼる光はパワーがみなぎっていて、元気をもらいました!
さらに、小堀遠州作の霧島の庭。
4月末から5月にかけて咲く霧島ツツジから名前が付きました。
青蓮院の回遊式庭園は実際にぐるっと一周でき、かなり楽しめます。
そして庭園散策から戻ったところに迎えてくれるのが
青不動明王と、ご本尊を祭る熾盛光堂です。
なんと、感動のあまり写真を撮るのを忘れてしまいました・・・!
ご本尊の熾盛光如来とは、光そのもので、不動明王はその化身なのです。
どおりでライトアップがキレイなわけです。
最後は、宸殿前庭の青い光の海を抜けて出口に向かいます。
青蓮院は、境内がとても広いわけではありませんが、
見どころがぎっしり詰まっています。
何より、殿舎内から庭園まで、余すことなく拝観できる点が魅力です。
ライトアップは12月5日まで。
あと少しですが、お時間ある方はぜひ足を運んで見て下さい。
【青蓮院門跡】
■東山区粟田口三条坊町69-1
■無休/拝観時間 9時?17時
■夜間拝観:12月5日まで 18時?22時(21時30分受付終了)
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
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