京都 木屋町 元・立誠小学校
2014年5月 2日
木屋町の元・立誠小学校へ行ってきました。
京都を代表する繁華街の賑わいと、木屋町を流れる高瀬川、桜・柳の並木、花街・先斗界隈といった風情豊かな景観が相まった立誠学区。
個性豊かな多面性を持つ地域です。
そんな立誠学区のシンボル的存在であった「立誠小学校」は、少子化と人口のドーナツ化現象により1993年(平成4)に閉校。
現在は多彩なイベントの拠点として、積極的に活用されています。
4月26・27日は「京都ふるどうぐ市」の記念すべき第1回目の開催地となり、多くの人でにぎわっていました。 「京都ふるどうぐ市」は「古道具店が選ぶ古道具店」をコンセプトに、全国の古道具屋・骨董店40店舗と古書店約10店舗が一同に集まる、年に一度のマーケット。
新感覚の若手古道具店から、東西の仙人と呼ばれるベテランまで、店主の顔もさまざまです。
教室や廊下、講堂に古道具がズラリ。
板張りの教室や廊下、タイル張りの手洗い場のあるレトロな校舎と古道具の数々が重なり合って、古き良き時代にタイムスリップしたかのようでした。
校舎や教室は、当時の面影を色濃く残しています。 当時を偲ばせる「そうじようぐひょう」。 図書室の書架もそのまま残されています。
窓から望むテニスコート。 現在は高倉小学校の第2グラウンドとして、テニス部の練習などに使われているそうです。
また、映画の原型「シネマトグラフ」の日本初投影が行われた跡地でもあり、
"日本映画原点の地"とよばれています。
それが縁で、2013年4月より「立誠シネマプロジェクト」を始動。
「元立誠小・特設シアター」を開設し、映画作品の上映や演劇、朗読会などが行われています。
1年間の特設期間を経て、今春、シアター内部がリニューアル。
4月12日より「立誠シネマプロジェクト」の常設施設として再始動しました。
南校舎3階の廊下からシアター入口へと続くレッドカーペット。 待ち合いロビー&受付となる教室も趣があり、ゆっくり過ごせます。 今回、ナス子は「手仕事のアニメーション」を観賞しました。 稲葉卓也監督「ゴールデンタイム」、アンマサコ監督「タップ君」、加藤久仁生監督「つみきのいえ」の三本立て。
5月23日(金)まで上映されていますよ。
期間中は、ロビーにて「ゴールデンタイム」の原画展示も。 原画のみを鑑賞することもできますが、映画を観てから眺めるとより楽しめます。
終映後は、すっかり日が暮れていました。
夜の校舎も雰囲気抜群!
5月は「5つ数えれば君の夢」「花火思想」「歌舞伎町はいすくーる」などの作品もやってきます。
ユニークなラインナップに、好奇心がくすぐられますね。
木屋町蛸薬師下ル。
高瀬川に面し、阪急河原町駅から徒歩3分、京阪祇園四条駅から徒歩5分の立地も魅力です。イベントは不定期ですが、年間100件以上開催されています。
京都を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※駐輪場・駐車場なし。
駐輪は市営先斗町駐輪場(有料)を利用できます。
★元・立誠小学校 ホームページ
http://www.rissei.org/
★立誠シネマプロジェクト ホームページ
http://risseicinema.com/
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
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