京都の桜(前編)
2020年3月 9日
京都からこんちには。
行楽シーズンですが、新型肺炎の影響で思うようにお出かけできない日々が続いています。
非日常気分を味わう旅行ですが、やはり旅行やお出かけも日常の一部だと思う今日このごろです。
そんななか、今年も変わらず京都の春を告げている早咲きの桜をご紹介します。
平日の早朝に自転車でめぐってきたので、どのスポットもほぼ独り占め状態でした。
まずは、一条通の堀川に架かる「一条戻橋」。
まちなかでいち早く桜が咲くスポットとして知られる名所のひとつです。
橋のたもとで春を告げる河津桜。
一条戻橋にまつわる伝説の数々を知れば知るほど、妖気を帯びて見えるような!?
また、早咲きの河津桜は三条大橋西詰でも満開でした。
すぐ近くの弥次喜多像の真上に咲く枝垂れ桜はまだ少し先、これからのお楽しみです。
三条大橋から鴨川沿いに30分ほどかけて北上し、加茂大橋へ。
こちらの西詰の堤防でも早咲きの桜が見ごろを迎えています。
さらに加茂大橋を北上した、京阪・叡電の出町柳駅前の長徳寺。
早咲きのオカメ桜が開花していますよ。
オカメ桜はカンヒガン桜とマメ桜の交配種というのを、今回はじめて知りました。
イギリスの研究家・イングラムによって1949年に作出された、イギリス生まれの品種だそうです。
長徳寺は通常非公開ですが、オカメ桜は山門の外に植えられているため、自由に愛でることができます。
地蔵堂のガラスにリフレクションしているオカメ桜も絵になる美しさ!
塀越しにもオカメ桜と濃い紅色の寒緋桜が植えられています。
非公開とはいえ、庭園などが美しく手入れされているのがうかがえる長徳寺。
ガイドブックには載っていませんが、地元の人にはすっかりおなじみの桜の名所です。
今年は春のイベントなどが相次いで中止になっていますが、いつもと変わらず春の京都を彩る桜。
早朝の澄んだ空気の中で出会った桜を、引き続き皆さまにお届けできればと思います。
- 賀茂 ナス子
京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。
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