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「終い天神」と迎春準備

2020年12月27日

年の瀬の京都からこんにちは。賀茂ナス子です。
子(ねずみ)から丑(うし)へ、新しい年を迎えようとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。
師走の伝統行事も縮小や中止になるところが多く、例年のようなにぎわいはあまり見られない気がします。

そんななか、自転車で北野天満宮の「終(しま)い天神」へ出かけてきました。
毎月25日に開かれる「天神さんの市」の集大成となる、師走の風物詩。
毎月21日の東寺の「弘法さんの市」と並ぶ、京都を代表する骨董市です。

コロナ禍の今年は開催時間が短縮。さらに境内は飲食禁止でテイクアウトのみ、と徹底されていました。
人出も例年より少なかったようですが、観光客より地元の人が多かったかもしれませんね。

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骨董市の楽しみは、なんといっても掘り出しものを見つけること!
おうち時間が増えるこの年末年始は、食器類も新調したくなります。

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こちらのお店で心惹かれたのが、1枚50円のタイル。
昭和の時代に岐阜県で作られたという貴重なもの。
台所や玄関など、家の中のどこにタイルを貼ろうかあれこれ考えるのも楽しいひとときです。

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骨董やお正月用品などを扱うお店が多いなか、北山杉の干支人形など手づくりのものも。
パッケージにも「丑」の版画があしらわれ、プレゼントにもよろこばれそうです。

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2022年の干支である「寅(とら)」のオブジェは、来年の終い天神まで残っていてほしい気がします。
(売り物なのかどうかはわかりませんが......)

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にぎやかな露店を冷やかしながら参道をすすむと、楼門でジャンボ絵馬が出迎えてくれます。
くる年への思いが込められた、上を向いた丑の姿。頭が下がります。

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丑といえば、まさに天神さまのお使い(お牛さま)です。
境内の「撫牛(なでうし)」には「抗ウイルス・抗菌加工」が施されるなど、感染症対策も万全。
マスク着用やアルコール消毒が欠かせない時代はこれからも続きそうです。

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北野天満宮は天神信仰の総本社ですが、全国に天満宮や天神社は1万2000社あるといわれています。
このお正月は、可能なら、お住まいの近くの天満宮や天神社へお参りしてみてはいかがでしょうか。
それぞれに特色のあるお牛さまに出合うことができそうです。

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また、「祇園さん」で知られる八坂神社の舞殿にも新年の絵馬が奉納されていました。

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こちらの絵馬は日本画家・宝樹(たまじゅ)さんによって描かれたものだとか。
ほのぼのとしたタッチの牛と八坂神社の御祭神・スサノオノミコトの姿が描かれ、華やかな雰囲気に。

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境内の紅葉も残るなか、お正月準備が着々とすすめられていました。

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来年は八坂神社の祭礼である祇園祭の山鉾巡行も無事に執り行われますよう、祈るばかりです。

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紅葉といえば、下鴨神社(賀茂御祖神社)の参道・糺の森。
京都でもっとも紅葉が遅くまで楽しめる場所としても知られ、25日にも紅葉が残っていました。

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自然が織りなすクリスマスカラーに心が躍ります。

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下鴨神社では、年の瀬のこの時期、舞殿に新旧の干支の大絵馬が並んで飾られているのも特徴です。

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こちらの大絵馬は、子も丑も躍動感のあるリアルなタッチで描かれています。
寺社によって大絵馬のテイストが異なるのも楽しいですね。

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このお正月は分散参拝が推奨され、1月中は初詣を受け付けているという神社やお寺も。
2月の節分までは初詣とする寺社もあり、自宅からの遥拝も昔からある参拝方法のひとつです。
お参りされる方は感染症対策を万全に、密を避けてお出かけくださいね。

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皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

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取材担当プロフィール

賀茂 ナス子

京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi