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国宝・石清水八幡宮へ(前編)

2021年4月20日

京都からこんにちは。賀茂ナス子です。
先日ふと思い立ち、京都市内から京阪電車で南部の八幡(やわた)市へ。
八幡という地名は、石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)が由来とか。
日本三大八幡宮に数えられる、国宝・石清水八幡宮へ参拝してきました。

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格式高い神社でありながら、地元の人から「はちまんさん」の愛称で親しまれている石清水八幡宮。
御本殿は男山の頂上にあり、山のふもとから石清水八幡宮の神域となっています。

最寄りの京阪石清水八幡宮駅から御本殿へは、表参道を歩くか、男山ケーブルに乗るかを選べます。
駅前の観光案内所でパンフレットを物色していると、スタッフの方が声をかけてくださいました。
道のりから見どころまで詳しく教えてくださり、表参道を歩く背中を押してもらえました。
20分ほどの山道を歩くので、参拝される方はスニーカーなど歩きやすい服装での参拝をおすすめします。

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表参道へは、京阪石清水八幡宮駅前のエジソン通りを抜けて一ノ鳥居へ向かいます。
エジソン通りには、発明王で知られるエジソンの像も建っていますよ。

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なぜエジソンなのかというと、エジソンが白熱電球のフィラメントを改良した際に、八幡の竹を使ったからだとか。
駅前には竹と白熱電球のオブジェもそびえ立ち、エジソンと竹がまちに溶け込んでいるのを実感します。

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表参道の一ノ鳥居が見えてきました。

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頓宮殿の中を通り抜けます。

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頓宮殿を抜けると、右手に高良神社が出現します。
創建は貞観2年(860)または貞観11年(869)創建と伝わる古社。

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吉田兼好の随筆『徒然草』にも登場する、八幡の氏神様です。
慶応4年(1868)の「鳥羽・伏見の戦い」で社殿が焼失され、再建されています。

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二ノ鳥居を抜けると、「七曲がり」とよばれる階段が続きます。

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途中で二手に分かれる道の左手に鎮座する、大扉稲荷社。

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文政12年(1829)の創建当時に富くじが流行し、参拝者にご利益があったとか。
現在は宝くじにご利益があるといわれる、知る人ぞ知るお社です。

また、かつて神仏習合の神宮寺だった由緒を持つ石清水八幡宮。
たとえば、足利氏の祈願所だったという「橘本坊(きっぽんぼう)」。
現在は、石垣でその跡が残されています。

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こちらは「中坊」と「椿坊」の坊跡。
平安中期の記録に残る中坊は、石清水八幡宮の坊の中でも古いものだといわれています。
現在の社務所あたりにあったという「椿坊」は、平安末期の女流歌人・小侍従の住まいだったとか。

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江戸末期までは、このような坊が男山の山内にいくつもあり、「男山四十八坊」とよばれていたとか。
現在は石垣ですが、図入りの説明板が設置されているので、見過ごさずに知ることができます。

三ノ鳥居まで来れば、御本殿まであともうひと息。

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と、御本殿までの参道に神苑があるので立ち寄ってみます。
神苑の奥に建っているのは「エジソン記念碑」。

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駅前のエジソン通りで見たエジソンの像とはまた異なる、大きなモニュメントです。
毎年2月11日にはエジソン生誕祭が、10月18日にはエジソン碑前祭が行われているとか。
エジソン記念碑のバックには竹が生い茂り、深いつながりを感じさせます。

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また、神苑広場には「ボーイスカウト像」も。

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こちらは、石清水八幡宮を活動拠点にしている地元のボーイスカウトの団が建立。
像には名前などの表記がないので、関係者でなければ素通りしてしまいそうです。
駅前でもらったパンフレットの地図には、しっかり名前が記されていました。

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ボーイスカウト像が敬礼する先には、近代的な「涌峯塔」(給水塔)があります。
彫刻家・陶芸家の清水九兵衛氏の設計によって、昭和59年(1984)に建てられたとか。

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食事・休憩処「石翠亭」の「男山からあげ」のノボリで、現実の世界に戻ります。
若鶏のもも肉をこだわりのスパイスに漬け込んで揚げたという、とてもジューシーな一品です。
参拝帰りにテイクアウトしてみてはいかがでしょうか?

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一ノ鳥居から、いや、駅前から見どころが満載の石清水八幡宮。

『徒然草』に登場する仁和寺の僧は、石清水八幡宮の参拝を目指すものの、到着することができませんでした。
先ほどの高良神社を石清水八幡宮と勘違いして参拝してしまうのです。

現在は参道も整備され、案内板も随所にあるので、初めての参拝でも迷わずに進むことができます。
この季節は新緑も気持ちよく、健脚であればぜひ表参道を歩いて参拝してみてはいかがでしょうか?

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御本殿にまだたどり着いていませんが、続きは後編でお伝えしたいと思います!

■石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)
京都府八幡市八幡高坊30
京阪石清水八幡宮駅から表参道経由で徒歩20分

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取材担当プロフィール

賀茂 ナス子

京都生まれ、京都育ち。
中学は吹奏楽部、高校は茶道部に所属、そして大学時代はアメフト部のマネージャーを経験。
やりたいことは何でもやってみるのがモットーだ。
念願だった京都の編集プロダクションに入社し、京都のフリーマガジン[news]や京都に関する旅行誌などの編集・ライターを担当している。
友達に舞妓さんがいるのがちょっとした自慢。
愛犬は柴犬。二条城のまわりを散歩するのが日課だ。
好物は京都[第一旭]のラーメン。
おやつは[出町ふたば]の豆もち。
最近名古屋がわりと近いことを知った。
京都はうす味の料理が多いので、みそカツをはじめて食べたときごはんを3杯食べた経験を持つ。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi