６回目「ぶらっ人福岡」は博多→鹿児島、列車の旅第３弾。吉松から鹿児島へ向かい、九州新幹線で博多へ戻ります

   

エンジ色の「いさぶろう」からブラックボディの特急「はやとの風（吉松―鹿児島中央・２往復）」へ乗り換え。１往復は吉松駅で乗り換え時間があるので、駅横に静態保存されたC55型機関車、鉄道の街・吉松駅の変遷が分かる展示館を見学に行けます。
 

 

 

 「はやとの風」発着時のみ、ホームにいい雰囲気の売店が開きます。昔ながらの幕の内弁当はじめ、鹿児島名物・兵六餅、ボンタン飴も販売しています。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はやとの風」の木のぬくもりが優しい室内。こちらも客室乗務員が沿線案内や車内販売を行っています。
 

 

 

沿線には元・鹿児島本線の名残で、木造の立派な駅が残っています

大隅横川駅。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘉例川駅は古老と呼ぶにふさわしい佇まい。まるで映画のセットのようです。駅で土日のみ販売される「百年の旅物語かれい川」は07年JR九州駅弁ランキング１位でした。
 

 

 

 

 

 

 

 

隼人駅から日豊本線に入ると錦江湾と桜島が見えてきます。竜ヶ水駅では桜島の偉容が目の前です。
 

 

昔の鹿児島の中心駅・鹿児島駅（現在の中心は鹿児島中央駅）で下車。駅前から路面電車が出ていますので、どこへ行くのにも便利です。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島駅のすぐ近くには「いおワールドかごしま水族館」や、桜島を正面に望む複合商業施設「ドルフィンポート」があります。いお＝鹿児島弁で魚のことです。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島といえば黒豚ですね。毎回、鹿児島で食しているのが「いちにいさん」本店（鹿児島市下荒田1-21-1 TEL099-285-0180）の黒豚しゃぶ（2900円）。そば屋さんが始めたお店ですので、そばつゆで食べるのが特徴です。いつもお食事セット（プラス1000円）にして、生そばで締めています。ほかに鹿児島市内に３店舗、東京、札幌にも支店があります。
 

 

「きよ繁（鹿児島市山之口町7-12加塩ビル2F TEL099-223-4748）」で頂いた鰹のはらがわ揚げ。塩焼きは食べたことがあったのですが、揚げは初めて。煮物や和え物のおばんざいも含め、すごく美味しかったです。焼酎メニューが分厚～いアルバムで、さすが鹿児島と感心。
 

 

 

少し足を延ばし、快速「なのはな」で1時間弱の指宿へ。鹿児島市内より温暖なので12月でも菜の花が咲いています。
 

 西大山はJR最南端の駅です。沖縄のゆいレール開通までは鉄道最南端でした。周りは大根畑と開聞岳がドーンと見えるだけなのですが、バスや車で観光客がひっきりなしに訪れています。指宿駅から約20分ですが、列車は1日8往復しか走っていません。
 

 

 

「山川砂蒸し温泉」で砂蒸し体験。砂をかけられると、もう汗だくです。
 

 

海岸の目の前ですので、開聞岳を眺め、潮騒を聞きながらの砂蒸しです。浴衣代含み800円。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島中央駅から九州新幹線で新八代まで、特急に乗り換えて博多を目指します。中央駅からも桜島が望めます。最高峰の北岳は標高1117mあり冬には冠雪も。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九州新幹線800系「つばめ」。東海道・山陽新幹線の700系をベースに勾配区間に対応した車両で、スタイリッシュなルックスです。川内車両基地
 

 

乗車時間が短いので、すべて普通席ですが、２列＋２列の座席は広々。シート柄は号車によって異なります。川内車両基地
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島中央―八代は、ほとんどトンネルですが、新水俣付近でほんの少しだけ天草海が望めます。見えている線路は肥薩オレンジ鉄道（元・鹿児島本線）です。九州新幹線から、同じホーム向い側で待つ、在来線の博多行き「リレーつばめ」に乗り換えます。
 

 

 

 

 

博多駅は2011年の九州新幹線全通に向け工事中です。阪急百貨店ほかが入店し、巨大駅ビルになります。