7月1回目の「ぶらっ人 from 福岡」は、福岡から手軽に行ける観光スポット・唐津を紹介します。
福岡市内中心部から都市高速、西九州道を30分ほど走ると、全長8.5kmの二丈浜玉有料道路に。通称・かもめロード、アップダウンが続く右手には唐津湾が広がります。やがて、湾の先に鏡山(標高284m)と虹の松原が見えてくると、浜玉町(唐津市)に入ります。
浜崎海岸は、虹の松原とともに唐津市街地まで連なる遠浅の海岸。遊歩道があり、さわやかな潮風とともにウォーキングが楽しめます。
海水浴のほかサーフィン、ボードセーリングなどマリンスポーツも盛んな浜崎海岸。
長さ約4km、幅400~700mの松林が浜崎海岸に沿って続く虹の松原。日本の三大松原で、360年前、防風や防砂のために約100万本のクロマツが植林されました。松林の中を進む県道は、1987(昭和62)年に日本の道百選になっています。
からつバーガーは唐津グルメの定番。虹の松原の中を唐津へ向かうと、駐車場に停まるバスの中で販売しています。九州のハンバーガーでは、現在、佐世保バーガーが有名ですが、からつバーガーは福岡でも昔から知られた存在です。
肉厚のハンバーグに、ふんわりタマゴがジューシーな1番人気のスペシャル460円。ほかに、ベーシックなハンバーガー280円、チーズバーガー340円に加え、コーヒー、ミルクなどドリンク販売も行っています。
唐津市内に入ると唐津城が見えてきます。豊臣秀吉の側近、唐津藩初代藩主・寺沢志摩守広高が、1602(慶長13)年に築城。明治時代に廃城となりましたが、1966(昭和41)年に復元されました。天守閣から唐津湾が一望でき、城内は桜の名所としても知られています。入場料400円。
唐津城近くの宝当桟橋(高島渡船場)から船で10分。唐津湾に浮かぶ高島には、宝くじが当たる(りやすい?)という"伝説"の宝当(ほうとう)神社があります。連絡船は1日6往復、片道200円。
唐津市内から北へ30分ほど進むと、朝市やイカ料理でおなじみの呼子の街に入ります。呼子と加部島をつなぐ呼子大橋は1989(平成元)年に開通。長さ728m、コンクリート斜張橋として支間長250mは日本一。料金は無料です。
加部島には呼子市街や呼子大橋が眼下に広がる風の見える丘公園や、悲恋伝説が残る佐用姫神社があります。最北端の牧場、キャンプ場周辺からは玄界灘や、晴れた日には遠く壱岐も望めます。
呼子ではクジラを象った船に乗って海の散歩が楽しめます。ジーラは半潜水型海中展望船で、海面下1.2mのおなかから、海の中を見ることができます。鷹島を巡る遊覧コースは、約40分、2100円。1日9便出港しています。
次回は、呼子で名物・イカ料理を頂き、肥前鷹島大橋開通で注目を浴びる鷹島へ向かいます。