復活!ブルートレインはやぶさ ~博多→熊本
2009年10月 7日
10月1回目の「ぶらっ人 from 福岡」は前回に続いて、9/13に門司港駅から熊本駅まで乗車した「復活!ブルートレインはやぶさ」の旅をお届けします。
博多駅を出発して約30分で鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)に到着。鳥栖は長崎本線の乗り換え客が多い駅です。
鳥栖駅ホームで立ち食いうどんを買いました。九州はそばより、うどん文化です。駅構内に3店舗あり、この5・6番線が一番美味しいと評判。
容器代も払って車内へ。えび天うどんには甘辛く煮た、かしわ肉も入っていました。車窓を見ながら食べるうどんは特に美味しいですね。
のんびりモードの、車内を見てみましょう。30年近く経つ車両なので、古き良き時代の雰囲気にあふれています。窓にある柱は上段に登る際の折り畳み梯子
ベッドにはカーテンしか付いてなくて、プライバシーやセキュリティの面からも現代では通用しません。次々に寝台列車が廃止になるのも、うなづけますね
車両の片側が通路になり、引き出し式の椅子が付いています(上)。洗面台もノスタルジックなムード満点(下)。
久留米駅を出発すると、緑あふれる筑後平野を快走し、熊本を目指します。
2011年全線開業の九州新幹線の工事が急ピッチで進んでいます。新船小屋駅も建設工事の真っ最中。
福岡県南部を緩やかに流れ、有明海に注ぐ矢部川を渡ります。
大牟田駅手前では、福岡市中心部とを結ぶ西鉄天神大牟田線と併走します。
大牟田を出ると熊本県に入ります。次に停車した玉名は、温泉地として知られています。特急リレーつばめに道を譲りました。
西南戦争の激戦地となった田原坂を通過して行きます。
終点・熊本を前に植木駅に運転停車し、特急有明を先に行かせます。
熊本駅に18時38分に到着。約4時間30分の旅も終了(上)。乗客を降ろした「はやぶさ」は、汽笛を鳴らして車両基地へ向かいました(中)。熊本駅には、4月の運行開始から人気が沸騰している「SLひとよし号」の広告でいっぱい。
オートポリスでレース実況を一緒に行っている、熊本在住の高橋久美子さんや友人たちと、市内の居酒屋きよたで晩ご飯(上)。熊本名物の馬刺しを、もちろん頂きました。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。