阿蘇ゆるっと博・九州モーターサイクルフェスタ
2011年9月 5日
今回の「ぶらっ人 fom 福岡」は、「阿蘇ゆるっと博」と、「九州モーターサイクルフェスタ2011」を紹介します。
九州新幹線全線開業に合わせスタートした「阿蘇ゆるっと博」。阿蘇くじゅうの大フィールドを博覧会の会場=パビリオン=に見立て、滞在交流型をテーマとした旅の博覧会です。
中岳、高岳、烏帽子岳、杵島岳、根子岳の阿蘇五岳を中心に、東西18km、南北25kmの外輪山に広がる、熊本県阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村、山都町、大分県竹田市の9市町村が参加しています。
阿蘇の雄大な山々や自然、個性豊かな温泉、商店街、地元の人々の暮らしに触れることができる農家体験など、ありのままの阿蘇を楽しんでいただけます。
ホームページhttp://www.aso-kuju.jp/
阿蘇神社(阿蘇市一の宮)は、創立は孝霊天皇9年と伝えられており、楼門は日本三大楼門のひとつ。
「阿蘇ゆるっと博」参加市町村には、名水が湧く場所が多数あります。
阿蘇神社の横参道では、古くから豊かな湧き水に恵まれ、今では水基めぐり(上)が楽しめます。水基とは、水が出るもと、水汲み場のことです。
池山水源(産山村)(下)は、久住連山を源とし、毎分30トンの水が湧き出ています。
美味しいものも、たくさんあります。
阿蘇の厳しい寒さと雪・霜に耐えながら育つこだわりの阿蘇高菜で作った、たかな飯(上)。
高森田楽(下)は、高森特産つるのこ芋を始め、豆腐やこんにゃくなど地元食材を使います。長年熟成された特製の高森田楽味噌をたっぷり塗り、囲炉裏の炭火でじっくり焼き上げます。
温泉も各所に点在しており、エリアごとに特徴があります。
阿蘇リゾートグランヴィリオホテル(阿蘇市)の米塚天然温泉(上)。
月廻り温泉(高森町)は、山頂がギザギザになった根子岳の偉容が眼前に迫ります(中)。
全国的に知られている黒川温泉(南小国町)。3か所の旅館の露天風呂に入れる、入湯手形が人気です(下)。
久住高原コテージ(竹田市久住町)には、阿蘇五岳や祖母の山並みが一望できる温泉があります。写真は、家族湯。
たけた竹灯籠 竹楽=ちくらく=は、2万本の竹灯籠が街中に立ち並び、竹田の夜を彩ります。今年で第12回目、11月23日(金・祭)?25日(日)に開催。
熊本と大分を結ぶ豊肥本線を使っての周遊もオススメ。雄大な景色、日本一のスイッチバックなど見どころ多数。写真は、内牧?阿蘇を走る「九州横断特急」。
「九州モーターサイクルフェスタ2011」は、私がレース実況放送を行っているオートポリス(大分県日田市上津江町)で9月10日(土)・11日(日)に開催されます。
外輪山の北側に位置するオートポリスで行われるこの大会は、「阿蘇ゆるっと博」とコラボレーションしています。
全日本ロードレース選手権第6戦(上)、アジアロードレース選手権(下)など、迫力あふれるレースが観戦できます。
イベント広場では、グルメのほか、「阿蘇ゆるっと博」の参加市町村もブースを出展。
イベント広場内の、阿蘇くじゅうグルメパークでは、ひた焼きそば(上)、猪バーガー(下)ほか、たくさんの地元グルメを満喫できます。
「九州モーターサイクルフェスタ2011」の2日通し前売り観戦券は3,000円(中学生以下無料/駐車料金別)。コンビニなどで購入できます。
オートポリスホームページhttp://www.autopolis.jp/superbikerace/
大阪泉大津・神戸と門司を結ぶ阪九フェリーを使った、お得な観戦券付きバイクプランも用意されています。
次回は、阪九フェリーのゆったり船旅を紹介致します。お楽しみに
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。