「SL人吉」に乗って汽車旅2
2012年4月18日
今回の「ぶらっ人 from 福岡」は、前回に続いて「SL人吉」に乗っての旅、をお届けします。取材日:2012年3月26日(月)
白石駅を出発すると、終着・人吉まで約50分ほどです。
大正生まれの8620型蒸気機関車が牽引する「SL人吉」は3両編成。2号車にはビュッフェがあり、軽食やSL人吉グッズを販売しています。
焼酎アイスクリーム(上)を買ってみました。球磨焼酎=米焼酎=の香りがほんのりします。
車掌さんから頂いた乗車記念証(中)。裏に記念スタンプ(下)を押すことができます。
間もなく、一勝地=いっしょうち=駅に到着。地元の方たちが特産品販売。また、縁起の良い駅名から入場券が売られています。
展望ラウンジの席が空きました。真ん中は、子供専用席(上)。
ホームの人たちに見送られ、一勝地駅を発車します(中)。
展望ラウンジからの眺め。ゆっくり景色が流れていきます。一勝地―那良口
煙をたなびかせながら、トンネルを抜け(上)、菜の花を愛でながら進みます(下)。那良口―渡
球磨川第二橋梁で、再び球磨川を渡ります(上)。
第一橋梁と同じ1908(明治41)年にアメリカン・ブリッジ社が建造しました(下)。那良口―渡 2009年2月21日
人吉駅が近づくと、通称"桜のトンネル"を抜けます(上)。
展望ラウンジは人でいっぱいに。春の「SL人吉」、一番の人気ポイントです(下)。渡―西人吉
「SL人吉」に"てをふれーる"・・・子供たちもお年寄りも、みんなが手を振ってくれます(上・下)。西人吉―人吉
12時13分、人吉駅に到着しました(上)。
人吉駅ホームでは、今では貴重になった、駅弁の立ち売りが行われています(下)。
2時間30分ほどの旅を終え、ほっとひと息の8620型機関車(上)。
機関車庫で2時間ほど休憩します(下)。地元産・加久藤石で造られた、この機関車庫は1911(明治44年)の建築。九州を代表する近代化遺産です。
熊本県最南部の人吉市は、人吉藩・相良藩の城下町として栄え、現在は温泉、球磨川下りなど観光の町です。人吉駅(上)も開業から100年以上続く駅のひとつです。
「青井阿蘇神社」は人吉駅から歩いて5分ほど(下)。平安時代806年の創建で、国宝に指定されています。
上り熊本行き「SL人吉」の雄姿を撮影しました。
球磨川沿い、菜の花の咲く鉄路を行きます(上)。海路―瀬戸石
汽笛を響かせ、球磨川第一橋梁を渡ります(下)。瀬戸石―鎌瀬
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。