「博多祇園山笠」始動
2014年7月11日
いよいよ夏本番を迎え、7月1日(火)から「博多祇園山笠」が始まっています。山笠は今年で773年の歴史を誇り、フィナーレの追い山に向け、福博=福岡・博多=の街は、1年でもっとも熱くなります。
「博多祇園山笠」は、博多の総鎮守・櫛田神社の奉納神事。櫛田神社の楼門。
現在の社殿は、1587年に建立されたと伝えられています。
追い山で、山笠を境内に舁き入れ、清道(下)を廻って境内を出るまでを櫛田入り=112m=といわれ、所用時間が100分の一まで計測されます。*清道写真は2011年のものです。
山を舁くのは、一番・土居流、二番・大黒流、三番・東流、四番・中洲流、五番・西流、六番・千代流、七番・恵比須流。各流の800~1,000人が、ひとつの山を26人か28人の舁き手が交代しながら担ぎます。
中洲流の舁き山笠。
千代流の舁き山笠。
飾り山笠が、福岡市内各所に設置され、上川端通を除いて動くことはありません。山の博多人形は神の姿を現すといわれ、人形師が魂を込めて製作しています。なお、台風8号の影響から、一部の飾り山笠が残念ながら撤去されています。
■櫛田神社
表=男毛剃乃心意気
見送り=倭建東征走水譚
3カ所の流には、飾り山笠があります。
■東流
表=風雲龍謙信決戦
見送り=忠義軍師官兵衛
■中洲流
表=奮戦本能寺
見送り賎ケ岳之戦
*台風8号の影響から、7/9(水)撤去されました。
■千代流
表=軍師官兵衛
見送り=軍師官兵衛
*台風8号の影響から、7/9(水)撤去されました。
次回も、福岡市内の飾り山笠をご紹介します。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。