門司港レトロ
2017年9月 7日
北九州市門司区の門司港に行って来ました。私の生まれ故郷であり、30年近く暮らした街でもあります。
門司は九州の北端。和布刈の展望台からは望む関門海峡。左が門司港、右が本州・下関市(上)。下関港と中心街。左手には巌流島があります(下)。曇り空が残念。
門司港に残っていた大正・昭和の建物を1995(平成7)年に復元・移築した「門司港レトロ」です。その中心が門司港駅で、1914(大正3)年の建築。1988(昭和63)年には国の重要文化財に。現在、2年後の完成を目指して改修工事中です(上)。工事を見学できるデッキができていました。無料貸し出しのi Padで工事の進捗状況が分かります(中)。見学デッキから見えた工事箇所の一部(下)。
門司港駅に大正時代の建築時から残存するものも。青銅製手水鉢、大理石とタイル張りの洗面所(上)。男子用便所には御影石の小便器が(下)。
門司港駅前にある旧日本郵船ビルは、1927(昭和2年)に造られました。1階にはコンビニが入っています。
その隣は、旧門司三井倶楽部は1921(大正10)年製の建物を移築。三井物産の接客・宿泊施設として使われ、アインシュタインも宿泊したことが。
1917(大正6)に建てられた旧大阪商船ビル。大阪商船門司支店を修復しました。
船溜まりの先にある旧門司税関は1912(明治45)年の建築。昭和初期まで使われたものを復元。
その船溜まりには、お笑いトリオ・ロバートの秋山さん=門司出身=のお父さんが経営する海賊船レストランが係留されています。
関門海峡と船溜まりつながる場所には、歩行者専用の跳ね橋・ブルーウイングもじがあります。1日6回跳ね上がります。
1日700隻の船が行き交う関門海峡。奥は本州と九州を結ぶ関門橋。
この日は、門司港レトロにある「プレミアホテル門司港」に宿泊。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。