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ドイツ魔女街道「魔女の十字架」

2015年6月25日

 「ドイツ騎士団城」で有名なバート・メルゲントハイム(バーデン・ヴュルテンブルク州)はロマンチック街道沿いにある。この町の近郊アルカオベルクという山の中に立っている「主の十字架(ヘレンクロイツ)」は、かつて「魔女の十字架(ヘクセンクロイツ)」と呼ばれていた。

14メルゲントハイムの町.jpg

☆バート・メルゲントハイムのマルクト広場

 

15騎士団城.jpg

☆ドイツ騎士団城の入口。今は博物館として、当時の騎士団の制服や紋章、資料を展示している

 

16ドイツ騎士団.jpg

☆タンネンベルク騎士団(ドイツ騎士団城博物館の絵葉書より)

 

17ドイツ騎士団.jpg

☆それぞれ異なる装束の騎士団(同上)

 

 17世紀中頃、この町にも魔女狩りの嵐が吹き荒れ、魔女裁判が騎士団城で行われた。20世紀中頃に至っても、この魔女の十字架の前で子どもたちは「魔女の火あぶり」ごっこをしたという。また、市制125周年記念の祭りには、拷問柱に縛られた魔女や、司祭、死刑執行人に仮装した市民を乗せた馬車も出たという。

18ヘレンクロイツ.jpg

☆主の十字架。ベンチには「救いは十字架に!汝の悩みは主に投げよ!」と書かれてある

 

 なぜ「主」ではなく「魔女」だったのか、その由来について20世紀中頃に大論争があった。その一つに、この十字架を立てた教会筋の人がヘレンクロイツのヘレン(Herren)をヘクセンクロイツのヘクセン(Hexen)と書き違えたか、読み間違えたからだというのがある。笑ってはいけない。そう言われてみると、魔女も神も似たつづりなのだなあと気がついた。

19カフェ.jpg

☆この近くにあるカフェ「魔女の十字架」は魔女狩りのあった頃にはもう営業していて、名前もそのままだったという

 

20カフェ看板.jpg

☆カフェの名前を拡大してみた

次回をお楽しみに。

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取材担当プロフィール

西村佑子(にしむら・ゆうこ)

うお座。早稲田大学大学院修士課程修了。
青山学院大学や成蹊大学の講師を経て、現在はモアビートプロモーションの「ドイツセミナー」講師。
これまでに「グリム童話の魔女たち」展(栃木県いしばし町グリムの館)の企画・監修やドイツ魔女街道ツアーの同行講師、
薬草専門誌に連載記事を掲載するなど、ドイツの魔女と薬草にかかわってきた。
主な著書に『グリム童話の魔女たち』(洋泉社)『ドイツ魔女街道 を旅してみませんか?』(トラベルジャーナル)、
『魔女の薬草箱』『不思議な薬草箱』(いずれも山と溪谷社)、『ドイツメルヘン街道夢街道』(郁文堂)など。

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