これは珍しい!ニューヨークにハリケーンが!
2010年9月21日
先週木曜日、夕方6時頃、夕飯の支度をしていると急に暴風雨と雷に見舞われました。窓から外を見ると今までニューヨークでは見たことがないような雷。まるで記者会見のフラッシュの様でした。ちょうどその時は夫が仕事場から大学へ向かう時間帯だったので心配になり、電話したのですが返事はなく。ただこの尋常じゃないストームが去るのを待っていました。ちなみに猫達はスヤスヤ寝ていました。
ストームが過ぎ去り裏庭を見ると植木鉢が散乱していて、パトカーや消防車のサイレンが聞こえました(ま、いつもの事だけど)。夜9時に夫が帰宅。「家の前の道、閉鎖されてるけど何があった?」と、全くストームの事は知らない様子。どうやら大学へ行く途中地下鉄が止まって1時間ほど地下にいたので、地上に出たときはストームが過ぎ去った後のようでした。そして帰宅のとき、パトカーがいたり枝が散乱していて驚いたようです。
画像はうちの前の道。けが人など大きな被害はありませんでした。
ニューヨークのローカルニュースチャンネル「NY1」を見ると、どうやらアレはハリケーンだったようで、一番被害が大きかったクイーンズでは木が根こそぎ吹き飛ばされ車の上に倒れて何台もつぶれていたり、電柱が倒され一部の地域で停電にあったりとかなりひどい状態でした。クイーンズとブルックリンの間にあるグリーンポイントという地域では3センチくらいのヒョウが振ったそうです。ブルックリンではパークスロープという地域が被害が大きかった様で、ここでも木がなぎ倒されていました。
画像はフォート・グリーン公園
次の日、近所を歩いてみると、大きな木が倒れて歩道が閉鎖されていたり、散乱した木の枝を掃除する人がたくさんいました。「こんなことは初めてだ」とおばあさんが言っていました。近くのフォート・グリーン公園では大きな木が折れていてテープが張られていました。かなり大きな木なので、もしかしたら雷があたったのかもしれません。公園内ではいたるところに黄色のテープが張られていて立ち入り禁止になっていました。日本では台風被害が大きいですが、ハリケーンは威力が全然違うことを実感しました。まさかニューヨークにハリケーンがくるとは・・・。貴重な体験でした。
- みんたん
みんたん(Midori S. Mans)
岐阜市出身。
2002年ニューヨークに移住。
アートスクールPratt Instituteを卒業後グラフィックデザイナーとなる。
夫と猫二匹(ジャスミン&サファイア)でブルックリンに住んでいる。