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神秘的な美しさ・南大東島の星野洞

2021年6月30日

緊急事態宣言発令中の沖縄ですが、今回のぶらっ人では、状況が落ち着いたらいつか訪れてほしい南大東島の星野洞を紹介します。

南大東島は、沖縄本島から東に約360Km、飛行機で約45分、週に1回の船で約12時間かかる離島です。サンゴ礁が隆起を繰り返しながらできた島で、そのため、島には多くの鍾乳洞があります。その中でも約1000坪と最大の大きさの星野洞は、整備されて島最大の観光スポットになっています。
サトウキビ畑の中にポツンとある星野洞の見学は予約制なので、普段はカギがかかっています。
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説明のアナウンスの入ったタブレットを借りて、洞窟の中に入っていきます。南大東島は観光客も少ない島なので、洞窟は貸し切り状態。自分たちのペースで回れるのはいいですね。
中は整備されて歩きやすくなっていますが、全長約400mあり、アップダウンもあるので、歩きやすい服装と靴で行きましょう。
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入り口から入っていくと、外気を遮断する重い二重の扉があります。この鍾乳洞は、真っ白な鍾乳石が多く、東洋一の多様さと美しさといわれていますが、それは保存状態がとてもよいためで、中の湿度が100%に近く、一度も外気に直接さらされていないためと言われています。
中に入るとそこは別世界!いろいろな種類の美しい鍾乳石を見ることができます。
洞床から天井に向けて成長する石筍は100年で1㎝、天井から下に向けて成長するつらら石は300年で1㎝成長するとされ、この鍾乳洞は今も成長を続けています。石筍とつらら石が合体して1本の棒のようになったものを石柱といいますが、4m以上もある大きな石柱も見られます。
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ライトアップされた鍾乳石はとても幻想的。
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カーテンのような幕状の鍾乳石がたくさん見られます。地下水の流れにそってこういうひだのような状態になるようです。
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この真っ白なカーテン状の鍾乳石は本当にきれい。
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天井からの細長い鍾乳石はソーダストローと言われ、中がストローのように空洞になっています。ここには1m70㎝の東洋一長いものもあります。
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多方向に曲がりくねったヘリクタイトという細い曲り石。奥にある鍾乳石の中をライトで照らして見ることができます。
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場所によっては、真っ白の鍾乳石ではなく、茶色と白が混じっているものもあります。茶色の部分は、地面の赤土の鉄分が酸化して染み出して変色しているそうです。きれいなマーブルになっているところや、くっきり2色にわかれていたり、自然の不思議さを感じます。チョコとバニラのマーブルのソフトクリームを連想するのは私だけではないはず。
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これは石筍とつらら石がずれた場所。南大東島はフィリピン海プレートに乗って今も1年に5㎝ほど沖縄本島方面に移動しているそうで、そのせいではないかとのこと。自然の力を感じます。
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長い長い時を経てでき、長い間地下に眠っていた鍾乳洞。この神秘的な世界をぜひ体験してみてください。
アクセスがよくないこともあり、観光客も少ない南大東島ですが、それだからこそ残された雄大な自然を感じることができるのではないかと思います。

星野洞
★星野洞は予約制で前日までに予約が必要です。
所在地:南大東村字北64
電話:09802-2-4333(大東観光商事)
予約:9-11時、14-16時
料金:大人800円、子ども(6-12歳)350円、5歳以下無料
*営業に関してはコロナ感染の状況次第で変更の可能性あり

*南大東島では、ワクチン接種対象年齢の希望者の全島民の2回のワクチン接種を終えています。
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取材担当プロフィール

田辺 里美

南国リゾートが大好きで、2002年に家族で沖縄に引っ越し。
本島内を中心にくまなく遊びながら情報提供しているうちに、観光関係(特に家族旅行)を中心としたライターの仕事も受けるようになる。
趣味はシュノーケルと食べ歩きと旅行。食べ歩きのせいか、どんどん横に大きくなるのが悩みの種。離島へのミニ旅行が楽しみで、特に宮古島と阿嘉島が好き!
息子たちが巣立った後は、夫と小さい民宿を開くのが夢。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi