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旅の始まりは九州から 韓国「倭城」をたずねて・・・・

2013年10月26日 海外

皆さま、こんにちは!最近、ちょっと太り気味のみっぴーです。

10月10日から3泊4日で、韓国に行ってきました。今回は韓国旅行なのですが、タイトル通り「旅の始まりは九

州から・・・・」ということで、名古屋から福岡へ飛び、佐賀県、唐津にある「名護屋城博物館「名護屋城址」

行ってきました。

なぜ、唐津から??と思われる方もいらっしゃることでしょう。ここは、文禄・慶長の役の際、豊臣秀吉の朝鮮出兵

の拠点地だからです。そう!今回のツアーは文禄・慶長の役を巡る旅です。

今回のツアーでは日ごとにテーマがあります。1日目は”日本と朝鮮半島の交流史を学ぶ”、2日目は”朝鮮へ

渡った日本の武将達が築いた城跡を巡る”、3日目は”韓国水軍の武将・李舜臣将軍ゆかりの地を訪ねる”

まずは、日本と朝鮮半島の交流史ということで、イカがおいしい唐津にある名護屋城博物館です。

博物館の学芸員、長崎さんの案内で館内を見学です!

名護屋城博物館.jpg

ここの博物館は原始・古代から朝鮮半島との交流の歴史を調査、展示していて、文禄・慶長の役に関する展示、

資料がわかりやすく、ツアーを始める予習としては最適の場所です。

名護屋城博物館亀甲船.jpg

亀甲船の模型も展示されています。そして、今年名護屋城博物館は20周年を迎え、常設展の他に

企画展として11月4日まで「秀吉の宇宙ー黄金ーそして茶の湯」をテーマに、当時名護屋城で使われたと

される黄金の茶室が展示されています。 ま、まぶしぃ・・・・

名護屋城博物館黄金の茶室.jpg

次に、お隣にあります名護屋城跡へ。ここでは唐津の淀君こと、唐津市の観光案内士

福浦さんの案内で城跡を見学です!

 名護屋城跡看板.jpg

名護屋城は総面積17万平方キロメートルあり、当時は大阪城に次ぐ規模でした。分担制で

わずか5ヶ月で完成したそうです。

名護屋城跡.jpg

見学を終え、私達は福岡空港へ。当時、黒田長政や加藤清正が朝鮮へ船で朝鮮へ向いましたが、

私達は飛行機で、いざ出陣!!(笑)

2日目、今日は日本の武将達が築いた城址を巡る・・・・・ということで、

黒田長政が築城した機張倭城と加藤清正が築城した西生浦倭城です。

まずは機張倭城・・・148段の階段をあがり、城址を見学です!眺めが最高ですね。

機張倭城は慶長の役の時、加藤清正が駐屯していました。清正もここに立ち、遥か日本を思いながら

攻めてくる朝鮮軍と戦っていたのですね。

機張倭城.jpg機張倭城からの眺め.jpg

次に西生浦倭城・・・1593年より加藤清正が築城しました。倭城の中でも一番保存状態良い城跡です。

ここは倭城の防備を固めるため、「登り石垣」になっています。

西生浦倭城.jpg

 

皆さまは、サヤカ将軍という方をご存知ですか?

1592年豊臣秀吉の朝鮮出兵時に加藤清正軍の先頭にたって戦った将軍なのですが、

礼儀の国である朝鮮にこころを動かされ、帰化し、金忠善将軍として韓国で一生を送った方です。

そしてここ鹿洞書院で一生をおくりました。

鹿洞書院.jpg

私は今年5月にもここへ来ていますが、それまではサヤカ将軍の事は知りませんでした。

でもここの展示館でサヤカ将軍に関する展示を見て、今回まわる見学地の中で一番好きな場所となりました。

サヤカ将軍が帰化した大きい2つの理由は、

1.中国の王様、暁舜を慕い東方聖人の民となること

2.子孫も礼儀の国に残し、代々礼儀の人とすること

尊敬しますね。

お天気もよい3日目、今日は視点を逆にして「李舜臣将軍ゆかりの地を訪ねる」旅です。

まずは2010年12月に開通した巨加大橋をわたり、巨済島へ。

玉浦大しょう記念公園を見学し、韓国水軍の戦艦、亀甲船のある統営へ

統営 亀甲船6.jpg

李舜臣将軍を祀る忠烈です。

 忠烈し 153.jpg

お昼は名物カキかきチヂミ美味しかったです

 かき.jpg

そして旅の最後の地、晋州へ

晋州は文禄慶長の激戦地でもあった場所です。

国立晋州博物館晋州城を見学しました。ちょうど、この日は晋州南江流灯祭最後の日。

城内や南江にはたくさんの灯篭が並んでいました。

晋州城192.jpg

晋州南江流灯祭りの由来は、文禄慶長のとき、南江を渡ろうとする敵軍の攻撃を防ぐために軍事

信号として灯篭を流したのがはじまりですが、今はここで戦士した方を供養する意味もあるようです。

流灯祭り1.jpg流灯祭り3.jpg

 今回もマニアックなツアーにご参加頂きました皆さま、現地関係者様、本当にありがとう

ございました。お天気もよく、楽しい4日間でした。

次回は来年5月「朝鮮通信使」のツアーです!皆さまとお逢いできるのを楽しみに

しています。

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取材担当プロフィール

エミリー

エミリーです。笑顔との出会いと土地のおいしいものを食べる時に旅の幸せを感じます。添乗に出る時は、ミラーレスカメラ一眼で写真を撮ることも。カメラを向けたらぜひ笑顔で返してください。国内・海外のクルーズにもはまっています。

みっぴー

添乗やプライベートで年間20回ほど渡航し、その中でも韓国は150回以上! 夢は韓国系航空会社の機内誌にコラムを書くこと。それなりの“ネタ”をたくさん持ってます!

GAKU

海の中から3000m級の山まであらゆる場所に出没する人畜無害のさすらい自由人。新しいもの好きで、好奇心旺盛。今日もどこかで面白いものを求めて彷徨っています。

彩夏

こんにちは、彩夏です。美術鑑賞、観劇、温泉、グルメ、アウトドアまで幅広く担当します!人里離れた秘湯、山のいで湯、華やかな名湯など、温泉情報もお届けします♪

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi