利尻島・・・勇敢なクマの物語
2016年8月 5日 国内
利尻島へ行ってきました。
利尻といえば、有名なものは利尻昆布、うに丼、そして何といっても利尻山です。
利尻(リイ・シリ)はアイヌ語で「高い島」を意味します。そう、利尻山(利尻富士)です。深田久弥さんが百名山の1番目に指名した山です。
標高は1721m。もちろん登ってきました。
こんな天気でした・・・
ところで、観光タクシーの運転手さんにこんな話を聞きました。
利尻島にはヒグマは棲んでいません。が、今から100年以上前、明治45年に海を泳いで渡ってきたクマがいたのです。
数十kmはありそうです。すごい! しかし、その後、猟師に殺されてしまったそうです。
気の毒ですが、心に残る話でした。
さて、その観光タクシーで島を一周しました。登山の翌日のことです。
姫沼です。利尻富士を望む有名な観光地です。
昨日の悪天に比べればすいぶんマシになりました。
途中、道路の脇にリシリヒナゲシがたくさん自生していました。
こちらも利尻山を望む仙法志御崎海岸です。ご覧の通り真っ白・・・
近くにあった看板の写真。
お天気ならこのように見えるはずでした・・・
売店の前にウミネコ。人に慣れきっています。
人面岩です。たしかに人の横顔に見えますね。鉢巻がお茶目です。
島内を一周したらようやく晴れてきました。
昨日の登山のことが頭をよぎります。
山頂はこんなでした・・・
山登りは晴れの日も雨の日もありますが、やはり雨は恨めしい・・・
フェリーに乗って利尻を後にしました。ようやく利尻富士の全容が見えるようになりました。
「高い島」... アイヌ語の意味を感じます。
稚内から飛行機に乗り換え帰路につきました。
見下ろすとぼんやり島の影が見えます。
雲海の下は日本海。100年前、この海を泳いで渡ったクマに思いを馳せながら珈琲を飲み干しました。
~ GAKU
取材日:7月29~31日
- エミリー
エミリーです。笑顔との出会いと土地のおいしいものを食べる時に旅の幸せを感じます。添乗に出る時は、ミラーレスカメラ一眼で写真を撮ることも。カメラを向けたらぜひ笑顔で返してください。国内・海外のクルーズにもはまっています。
- みっぴー
添乗やプライベートで年間20回ほど渡航し、その中でも韓国は150回以上! 夢は韓国系航空会社の機内誌にコラムを書くこと。それなりの“ネタ”をたくさん持ってます!
- GAKU
海の中から3000m級の山まであらゆる場所に出没する人畜無害のさすらい自由人。新しいもの好きで、好奇心旺盛。今日もどこかで面白いものを求めて彷徨っています。
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