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夏の岐阜散歩、趣ある夕暮れから夜の川原町、金華山へ

2013年8月16日

  夏に岐阜に行くなら夕暮れから夜がいい。

 岐阜市の観光と言えば、鵜飼、岐阜城、花火が思い浮かぶだろう。もちろん、それらの岐阜市民が誇りに思い、伝わり続ける文化は貴重な観光文化遺産である。
 
 けれども、岐阜の夕暮れから夜の景観は、それらをさらに演出してくれる魅力がある。まずは、ちょっとした散策でも旅情を掻き立ててくれる川原町界隈へ。
 
 
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 鵜飼の発着所から伸びる古い町並み、川原町には、古い格子の町家や黒壁の土蔵が残された家並みが続き、今の時代(とき)をふと忘れさせてくれる。少し裏筋に入れば、さらにその趣は深まるだろう。
 
 岐阜市特産のちょうちんが軒先にぶら下げられた様は、夏の趣をさらに引き立ててくれる。ぐるり界隈を歩いても1時間もいらないだろう。和菓子屋さん、うちわ屋さん、空き家などを活用したお店や飲食店でのんびり時間を過ごすのもいい。温泉宿には手湯のサービスもあるのも嬉しい優しさだ。
 
 
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 川原町をのんびり歩いた夕暮れ、鵜飼乗り場には観光客が集まってくる。乗り場近くには、鵜をいたわる鵜匠の像。この優しげな鵜匠の表情に心和む。そして、長良川に落ちる陽が川面を照らし、鵜飼船が動き始める。1300年以上もこの光景が繰り返されてきた。そんな悠久浪漫を感じながら金華山へ向かう。
 
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 その鵜飼を1300年以上、見守ってきた金華山。夏の間は、毎日ロープウェイが運行され、夜の金華山へと誘ってくれる。パノラマ夜景を売りとしているが、夕景も捨てがたい。いや、こんなに素晴らしい夕景が見られるところは名古屋周辺の都心部ではそうはない。そして、夕景から夜景に向かう空と町の姿の移り変わりこそが、ここから見るクライマックスだと思う。
 
 岐阜城の最上階に上がってくるカップルや家族たちから感嘆の声が聞こえる。
 
 けれども、僕はその美しさを感じるだけではなく、この岐阜城で天下統一の野望を抱いた信長のことを思っていた。この同じ場所で、信長はこの目の前に見える同じ川の流れ、遠くに見える山並み、そして落ちていく太陽、暮れている空を見ていた。まさにそんな風景を見ながら信長は「天下布武」の野望を抱いていた。それを思うだけで僕は身震いがした。360°見渡しながら描いた信長浪漫。金華山はそんな意を強くしてくれる場だと思う。
 
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 夜は次第に深まっていき、辺りにはまさにダイヤモンドを散りばめたような町の風景へと変わっていく。信長の頃とは町の灯りは違うだろう。漆黒の闇に向かう岐阜の町を見ながら信長は何を考えていたんだろう。ここに信長がいて、同じ風景を見ていたという事実、これに勝る歴史浪漫はない。
 
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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 上席主任研究員。
愛知淑徳大学交流文化学部 非常勤講師(観光政策)。
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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