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「昇龍道」春夏秋冬さすらい旅

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三方五湖、ゆったり時間が流れる里山、里湖(さとうみ)の景

2013年12月26日

 今年の晩秋の福井県は好天が続くことはなかった。三方五湖周辺はさらに天気が変わりやすいとも聞いた。
だから、降水確率予想50%と出ていれば雨は覚悟して出かけた。
しかし、雨にも降られたけど、美しい里山風景を演出してくれる青空も時々覗いてくれた。
 
 降水確率50%っていうのは、雨が降らない確率も50%なんだってことに逆に気がつかせてくれた。あきらめてはいけない。
 
  この秋、2度目の三方五湖への旅。
北陸本線敦賀駅でワンマン電車のローカル線に乗り換え、美浜に向かう途中、突然、電車が止まった。
 
「美浜駅周辺が強風で安全のため一時停止します。」のアナウンス。
15分くらい待たされ、ようやく動き出した。
 
  ほっとして外を眺めると、今まで見たことのないようなくっきりとした虹が間近に出ているじゃないか。
虹の両方の根っこがはっきりと見える。童心に帰って、あの根っこまで駆け寄りたい衝動に駆られた。
こんな旅の出会い、里山ならではの風景にまず感激する。
 

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 美浜駅から三方五湖を見下ろせるレインボーラインに向かった。美浜町内に戻ってくるなら時間制の定額タクシーが便利でお得だ。
風雨が強くなり、この荒天では眺望は絶望的だと思っていたが、レインボーライン山頂公園の「天空の庭園」からの眺めは美しかった。
別れ惜しむかのように残された紅葉と湖、海、山のコントラスト、そしてこの日は雲の演出もあり、幻想的な風景に見えた。
 

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 レインボーラインを下り、日向(ひるが)の漁港辺りを散策した。
映画のロケなどでよく使われるというだけあって、静かに佇む漁村風景は趣がある。
 
学校帰りの子供たちが「ただいま」と言ってすれ違っていく。
見も知らぬ旅人にも声をかけてくれることが嬉しい。子どもたち、「おかえり」。
 

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 三方五湖のひとつ水月湖の湖畔の宿に泊まり、朝を迎えた。
 
ゆっくりと静かに三方五湖の夜が明けていく。
湖面は波もなく、小さな庭の池のように穏やかに佇んでいる。
聞こえるのは湖で魚を探す鳥たちのさえずりくらいだった。
 
ここからなら1年中、どこかの山の向こうから日が昇る姿が見えるんだろうなと思いながら、夜が明けていくのをしばらく眺めていた。
 

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 水月湖の周りはサイクリングコースが整備されており(現在は一部工事中)、
湖畔のホテルか三方駅でレンタサイクルを借りることもでき、2時間もあればぐるり一周できる。

自転車を漕ぐ先に見える里湖と里山の風景、そしてこの辺りの特産でもある梅林を眺めながらのサイクリングは、
“癒し”という言葉を他に安易に使わせたくなくなるほどの心地よい“癒し”感を与えてくれる。

なんでもない風景だからいい。まさに日本らしき風景に心洗われる。
 

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 途中、若狭町の若狭三方縄文博物館や梅の商品の売店がある以外は、特に何かあるわけではない。
 
博物館は、最近リニューアルされ展示も充実しており、
三方五湖が地層の歴史を知る年縞の世界基準に認定されたことからも、興味のある人は立ち寄るとよい。

あと、立ち寄りたいのは湖畔に突然現れる茅葺屋根の舟小屋だ。
舟小屋は、漁業用の舟の小屋ではなく、対岸の梅林での農作業用の運搬に使われる舟が保管される小屋である。
 
そんな代々伝わる産業文化、生活文化に興をそそられる。

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 水月湖サイクリングは、目的も特に持たず、ぶらりゆっくりと自転車を走らせるのがよい。
車でぐるっと回ってしまうのはもったいない。
里山、里湖、里海の素晴らしい景色と風、澄んだ空気の気持ちよさは、自転車でないと味わえない。
 

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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 上席主任研究員。
愛知大学地域政策学部及び愛知淑徳大学交流文化学部 非常勤講師(観光政策)。
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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