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「昇龍道」春夏秋冬さすらい旅

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大地の歴史を体感する伊豆半島ジオパークの旅

2015年4月23日

伊豆半島といえば、温泉や伊豆の踊子や海岸の日本的風情を味わえる景勝地などから連想される“旅情”のイメージが強い。
これまで、そういうイメージで何度も伊豆へ足を運んでいた。
もちろん、そのイメージは間違ってないと思うし、伊豆らしさとはそういうものでいいのだと思う。
 
実はこれらの伊豆半島の魅力を創り上げているのは、そもそもの伊豆半島の成り立ちに遡る。
伊豆半島が火山から出来ていることを知る人は意外に少ないかも知れない。
 
私自身がそうであったが、「伊豆半島ジオパーク」の活動により、
伊豆半島の誕生の背景を知ることで、伊豆半島の見方が変わった。
そして、見方が変わったばかりではなく、伊豆半島の旅をしながら、見えるものすべてに興味が湧くようになった。
知れば知るほど興味深い。
 
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その伊豆半島の中伊豆から東伊豆をめぐった。
ジオパークの視点からこの半島をめぐると新たな発見、新たな興味、新たな感動を味わうことができる。
伊豆半島は何度も行っているという人でも見方を変えればこんなにも深い旅ができる。
 
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特に滝の成り立ちは興味深い。
これらの滝の全てが大地の変動によって生まれた滝であり、
単なる景色やマイナスイオンを浴びる癒しだけの滝ではない趣深い滝鑑賞ができる。
旭滝、浄蓮の滝、河津七滝のそれぞれの趣を感じながら渓流を歩く。
 
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海岸線も伊豆半島ジオパークのひとつの醍醐味でもある。
今回は東伊豆の城ヶ崎海岸しか訪れていないが、西伊豆にも南伊豆にもジオパークならではの景観がある。
よく映画のオープニングタイトルや2時間ドラマなどで見るあの伊豆半島の景色は実はジオパークだからこその景色なのである。
 
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最後に訪れた大室山も約4千年前の噴火によってできた火山。
ここから流れ出た溶岩が城ヶ崎海岸などの造形を生んだというつながりも興味深い。
 
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伊豆半島の成り立ちを学び、その価値を再評価し、守り、
伊豆半島全体の魅力を再認識し、伊豆半島を満喫していこうというものが伊豆半島ジオパークの動きである。
 
伊豆半島ジオパークは、2012年9月に日本ジオパークに認定され、
現在は世界ジオパーク加盟に向けた申請をしているところ。
世界認定の可否は今年9月頃に決定する予定であるが、
世界認定されれば、伊豆半島が今までとは違った側面から改めて注目されることは間違いないだろう。
 
伊豆半島ジオパークへの旅。
詳しくはこちらをどうぞ。 http://izugeopark.org/
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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 上席主任研究員。
愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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