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「昇龍道」春夏秋冬さすらい旅

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静岡県富士山世界遺産センターと富士宮まちなか巡り

2018年1月16日

間違いなく日本のアイコンである富士山。
日本人のみならず世界中の旅行客の誰もがその姿を日本の象徴として認めるであろう。

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2013年6月に「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されてから4年半。
昨年12月23日、静岡県富士宮市に「静岡県富士山世界遺産センター」が開館した。

まず圧倒されるのがその外観。逆さ富士をモチーフにした建物が施設前の水面に反映し、富士の形を作り出す。
そして、建物と本物の逆さ富士のコラボレーション。

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場所は、JR富士宮駅から徒歩8分、富士山本宮浅間大社のすぐそば。浅間大社の門前として赤い鳥居が立ち、一体感を醸し出す。
国内外に数多くの建築実績を持つ著名建築家坂茂氏による設計デザイン。どの位置から見ても目を惹くデザイン力が素晴らしい。

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センターは、富士山に関する様々な項目が詳しく紹介されており、富士山を一気に学ぶには十分なコンテンツが揃えられている。
まずは螺旋状の通路で最上階まで上っていく。壁面には海底から山頂に至るまでの姿が映し出される。
最上階には富士山を眺められるテラスが開放されており、障害物のない美しい富士山を眺めることができる。

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下りも同じ通路を戻りながら、映像シアターや各展示コーナーを見学する。
多言語にも対応したタッチパネル式のデジタルコンテンツを中心に、来訪者が関心のある項目を自ら選んで学ぶことができる。
1階にはカフェとショップがあり、ゆっくりすることもできる。

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同センターでたっぷり富士山を学んだ後は、富士山本宮浅間大社へ。
国内各地にある浅間大社の総本山。国の重要文化財の本殿、国の天然記念物の湧玉池と見どころもある。
富士山からの湧き水である池の水の美しさ。池に泳ぐ鴨たちも気持ち良さげだった。

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浅間大社の西側の商店街には酒蔵「富士高砂酒造」もある。
蔵の見学も対応しているほか、富士山の伏流水を使用した日本酒を味わえる。

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帰りにはやはり、富士宮名物の「富士宮やきそば」を食べて帰りたい。
まちなかにも何軒かあるが、やきそば店のほか、浅間大社の門前でいくつかの飲食物販店が並ぶ「お宮横丁」も面白い。

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静岡県富士山世界遺産センターの開館で、富士宮のまちなかで半日は過ごせるようになった。
センター前の水面の逆さ富士を見るなら富士山の出現率の高い冬場がお勧めだ。
富士宮から見る富士山は美しい。

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■静岡県富士山世界遺産センター
https://mtfuji-whc.jp

■富士宮市観光協会
http://fujinomiya.gr.jp

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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 上席主任研究員。
愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi