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八丁堀で活版印刷

2011年5月 8日

私事ではありますが、先日会社を退職してフリーランスとして新しいスタートをきりました。
駆け出しだからこそ名刺だけはバッチリかっこよくしたい!
ということで八丁堀にある活版印刷の弘陽さんにやってきました。

活版印刷とは活字を組んで版をつくって印刷する方法。
今ではデジタルがほとんどになってしまいましたが、昔は活版で印刷物を作っていました。
昔の本を見ると活字の文字を見ることができますが、本当に綺麗だなあ...と惚れ惚れしてしまいます。

私は活版印刷を実際に見たのは今回がはじめて。
こんなに活字が並んでいます...!!
DSCN2101.JPG

こんなにたくさんの活字の中から自分の名前を選んで、並べてもらうとなんだか感動です。
これが、私の名刺の版。
DSCN2104.JPG


こちらの機械の丸い部分にインクを塗って、ガチャーンと1枚づつ押していきます。
ガチャーンと押す時に圧がかかって活版特有のへこみができるのだそうです。
1回1回の力のかけかたによって違ってくるそうで、これは磨かれた職人さんにしかできない技ですね。
DSCN2105.JPG
 

何度か試しに刷ってから、文字の空きや間違いがないか確認をします。
DSCN2099.JPG

版が決まったら印刷です。
200枚を1枚づつ丁寧に印刷してくれました。
弘陽の三木さんの後ろ姿。手慣れた手つきで印刷して行きます。

DSCN2098.JPG


自分でデジタルでつくったデザインを持って行ったのですが、やっぱりデジタルとは美しさがぜんぜん違う...。はじめて自分の名前を美しいと思った瞬間でした。
活版印刷は普通の値段と比べて高価なものですが、『いい名刺でひとつ仕事もらえれば、もとがとれるでしょう』と三木さんは笑って言っていました。全くそのとおりですね〜うんうん。
これができた名刺です!

写真.JPG
印刷中にこれまでのお仕事を見せてもらったのですが
私の大好きなブランドのDMや、CDの歌詞カード、有名なデザイナーさんと一緒につくったもの、雑誌の表紙などなど、こんなものも活版でできちゃうんだ〜というものばかりでした。

デザイナーさんばかりでなく、一般の方も結婚式の招待状や席次表をお願いしにくることもあるそうです。見せていただいたものが、これまたすごくかっこいい!!
わたしの結婚式も活版がいいな...なんて早々に考えてしまいました。

今回快く撮影を許可していただいた三木さん、どうもありがとうございました。
みなさまも活版でいい印刷物つくってみてはいかがでしょうか。






 
 
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取材担当プロフィール

ゆい

いつまでも未熟なひよっこライター。
美味しいご飯と美味しいお酒が好物。
デザイン、出版系のお仕事を主に。

ぶらっ人編集部 @buratto_tabi