【麻布十番】国際文化会館
2013年8月22日
東京メトロ 麻布十番駅から徒歩5分。
鳥居坂を上ると『国際文化会館』が見えてきます。
『国際文化会館』とは...
その名の通り世界の研究者、文化人、芸術家、企業人等が集い、
語り合う交流の場を目的に設営された会館です。
今までそんな会館があったなんて全く知りませんでした。
元々は、三菱4代目の岩崎小彌太邸だったものが国有地に変遷、
1955年に民間に払い下げされ設立された。という歴史があります。
さて、文化人でも研究者でもない私が、なぜここに来たかというと
前川國男、坂倉準三、吉村順三の巨匠3人が共同設計した建物だ
ということを聞きつけてのことです。
館内の施設は、
宿泊、レストラン、ティールーム、図書館、ブダイダルなどがありますが、
宿泊や図書館の利用は、会員制になっています。
(ちなみに会員になるには、
国際交流のさまざまな分野で活躍する個人。
入会費、年間費と支援が出来る方。
さらに、会員の方からの紹介が必要。
ということで、私には願っても無理。一般庶民にはなかなか難しいですね。)
ですが、ティールームとレストランは一般人も入れるということで、
ドキドキしながら、ティールームにいってきました。
ティールームには、文化人と思われる方や外国の方などがいて、
ちょっと場違いかなあ...と怖じ気づきましたが、目的であった庭園は見えました。
あまり全景が見えませんでしたが、
とても気品があるということは分かりました。
この庭園は、1930年に岩崎小弥太氏が
京都の造園家の小川治兵衛氏に作庭を依頼した庭園です。
小川治兵衛氏は日本庭園の先駆者と言われており、
近代庭園の傑作として知られているそうです。
窓のサッシは木製。ベランダの柱が細くかっこいいです。
宿泊施設の窓からチラリと見えた人影。
ああ、あの人は文化人か研究者か芸術家か...または作家さんとか。
平日だったためか、
優雅な会食、仕事の打ち合わせの方ばかりで私のような見学者はいませんでしたが、
受付の方に一声かければ庭園に降りる事もできそうでした。
(この日は受付の方が不在のため、どうしていいかわからずここで撤退)
ちょっと文化人に憧れた日でした。
- ゆい
いつまでも未熟なひよっこライター。
美味しいご飯と美味しいお酒が好物。
デザイン、出版系のお仕事を主に。