【湯島】旧岩崎邸〜湯島天神
2013年9月12日
今回は、歴史的建造物がたくさんある
『湯島』駅から『本郷三丁目』の界隈をお散歩です。
まずは湯島駅から徒歩三分。
1987年に建てられた重要文化財であるの三菱財閥の本家があります。
見学料は一般で400円。
施主は三菱三代目の岩崎久彌。
建築家はイギリス人のジョサイヤ コンドル。
ジョサイヤ コンドルは、岩崎家と深く関わりがある建築家で、
三菱一号館なども設計しています。
明治以降の日本建築界の基礎を築いたと言われており、
有名作には『鹿鳴館』(1940年に解体)があります。
写真がNGなので、素敵な館内の写真を載せる事ができないのが残念ですが、
壁紙は、キラキラの金唐革紙という日本の伝統工芸である高級壁紙。
床は、寄せ木細工。
食器はオールドバカラ。
ベランダにはミントン社のヴィクトリアンタイル。
トイレはイギリスのドルトン社の陶器。
...という高級なものばかりで、今見てもとてもお洒落で素敵です。
窓は(私の憶測ですが...)ガラスが微妙に歪んでいたので、
昔の吹きガラスのものがまだ残っているのかもしれません。
今の時代にこのような建築を作ろうと思ったら、
高額すぎて作れないのではないでしょうか。
こんなに素敵な洋館ですが、
岩崎ご一家は、普段はとなりの和館で暮らしていて
こちらは外人のお客様が来たときなどに使用したそうです。
こちらは離れのビリヤード場。
ロッジのようで素敵ですね。
これもジョサイヤコンドルの設計。
元々は15000坪の敷地だったそうですが、
現在保存されているのは、大体三分の一程度。
他は国有財産と変換されて、現在は最高裁判所になっています。
隣に最高裁判所の建物が隣接しているのは、ちょっと変な感じがしますが...。
続いて、元岩崎邸の敷地だったところに建っている湯島ハイタウン。
昭和44年施工。古いマンションですが今でも活躍中です。
何かが変だな〜と思っていたら、ベランダがない。
間取り図を見ると代わりに部屋の中にサンルームがあるようですが、
当時はそれが流行っていたのでしょうか...?
その湯島ハイタウンの1階にある雑貨屋『nico』さん。
アジアや中東などの雑貨を取り扱っていて可愛いお店です。
さて続いて、湯島ハイタウンのすぐ向かいにある『湯島天神』
菅原道真公を祀っていて、学業の神様として有名です。
池にカメがいました。岩と同化している。
おみくじもあります。
良い事が書いてありました!!
次は本郷まで歩きます。
また次回〜!
- ゆい
いつまでも未熟なひよっこライター。
美味しいご飯と美味しいお酒が好物。
デザイン、出版系のお仕事を主に。