御嶽山に登ろう!
2012年7月16日
今回は文字が多いです。更に雨のため写真の写りがよくないので画像は見苦しくなってます。
すみません。
さて、梅雨がなかなか明けませんが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
雨が続き体がなまってるので、トレーニングを兼ねて御嶽に行くことにしました。
「そうだ、御嶽に登ろう!」って感じで、前夜にサッと準備、早朝自宅をでました。
御嶽は一番好きな山です。名古屋から見える故郷の山という感じで、そして、デカい!
ひとつの山としては日本最大の山塊ですよ。うーん、、、例えれば「父」「先生」「社長」「大統領」・・・
とにかく大きな山です。そして、信仰の山でもあります。
梅雨の末期なので覚悟はしてましたが、田の原の登山口に着くとやはり雨・・・・しかも時折強い風・・・
しかし、こんな天候なのに駐車場はいっぱいです。さすが夏山シーズン。
「こんな天気なのに物好きが多いなー・・・」と自分のことは棚に置いて登山の準備を始めます。
雨の山行は嫌なものです。「雨のときは山へ行かない!」という人もいますが、標高の高い山ではなかなかそうはいきません。
雨の日もそれなりに楽しく山を歩く方法を紹介しましょう。
1.いい雨具を揃える。ちょっと高価でも、いいレインウェアはやはり快適です。雨が少し楽しみになります。
2.とにかく雨を楽しむ。「雨でよかった!」「雨はサイコー!!」と心に言い聞かせます・・・
3.歩きながら鼻歌を口ずさむ。おすすめはやはりバート・バカラックの「雨にぬれても」です!
4.テーマを決めて歩く。
今日のテーマは「速く歩く!」にしました。トレーニングなのでこれでいきます。
雨も風もトレーニングだから気にしなくていいのだ!ポジティブにいこう!
(もちろん、山は速く歩けばいいというものではありません!ご自分の体力と経験に合わせて行動してください。悪天のときは無理せず登山をあきらめましょう!)
8:10 田の原登山口(2180m)をスタート。山頂までの標準タイムは3時間くらいなので2時間以内を目標としましょう。
雨が強くなりました。それでも登山者は意気揚々と出発していきます。
8:45 八合目到着
少し進むと雪渓が見えてきました。いやー、まだまだ残ってますね。
寒い、冷たーい!でもなんかいい気持ち!
9:25 雪渓を横目に歩き、やがて、大滝頂上に到達!この辺りから特有の硫黄臭がしてきます。
ところで、御嶽にはいくつかのルートがありますが、それぞれに「頂上」があります。ほかに「飛騨頂上」「開田頂上」があります。最高峰の「剣ヶ峰」は「御嶽頂上」となります。
9:40 いよいよ頂上です。この最後の階段が一番の難所かも(笑)・・・
9:43 御嶽頂上・剣ヶ峰(3067m)到着。目標タイム以下で登れました。
山頂の様子。ガスと雨でなにがなんだか分からん・・・
水滴で顔がモザイクになってますが、一応余裕の笑顔です。
体が冷えないうちに下山します。
二の池方面から下っていこうとしましたが、途中に雪渓のトラバースが・・・
行けそうな気もしましたが、ピッケルもアイゼンもないし、ガスで眼下の様子が分からないので面倒ですが山頂へ引き返すことにしました。
気をとりなおして下山のやり直し。ゆっくり慎重に下ることにしましょう。
11:43 無事下山です。
雨の御嶽の弾丸登山でしたが、今年初の御嶽登山は満足感たっぷりです。
ようやく夏らしい空や雲が見られるようになりましたね。今度こそ梅雨明けでしょうか。
(7月17日、東海地方は梅雨明けしました!)
装備をしっかりして、熱中症に気をつけて、安全な夏山登山をお楽しみくださいね!
取材日:2012年7月15日
ルート:田の原・・・御嶽頂上(剣ヶ峰)・・・田の原
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。