OH!ボルケーノ!
2012年8月15日
日本は火山の島、今も噴煙を上げる山はいくつもあります。
焼岳は上高地の玄関口にあります。
大正池あたりからはその山容がよく見えますので、登山をしない人にも馴染みのある山ではないでしょうか。
焼岳は10年以上前に途中まで登っただけの中途半端な思い出しかありませんでしたが、登ってみると意外と面白い山です。
山の鉄人(哲人?)・ジロー隊長とボルケーノ登山隊を結成、焼岳にアタックしました。
中尾登山口でジロー隊長が登山届を書いています。登山計画は入念に!
30分ほど歩くと「登山口」の看板が・・・えっ!ここが登山口? 本格的な登りに入ります・・・
途中、景観のよいポイントがたくさんあります。奥のほうに見えるのは落差45mの「白水の滝」。
飛騨側には百名山・笠ヶ岳の雄大な姿。
ヒカリゴケです。案内板のあるポイントが2箇所ほどありました。カメラのフラッシュを浴びせると幻想的な光を放ちます。
秀綱神社です。戦国時代の悲運の武将を祀っています。
焼岳小屋に着きました。原生林の中のオアシスです。多くの登山者が足を止めていきます。
焼岳小屋から少し登ると展望台なる場所があります。ここからは焼岳が間近に見え絶好の撮影ポイント!
さらに進むと火口が近づいてきました。
ゴツゴツした岩場が続き、ボルケーノ登山隊の緊張も高まります。
ついに山頂!ジロー隊長と頂上到達の喜びを分かち合います。山頂には小学校くらいの子ども連れの家族が一組だけでした。
最高地点の南峰(2455m)は崩落の危険箇所があっていくことはできません。こちらは北峰です。
標には「2393m」と記されていますが実際は2444mです。なので片手で「4」に訂正をしました・・・
焼岳は活火山で山頂付近は有毒ガスが発生する危険地帯ですので行動には注意が必要です。
南峰側を見ると激しい噴煙がモクモク出ています。
下山は新中の湯ルートです。下山口には上高地の秘湯・中の湯があります。
上高地に下りて宿泊先の明神に向かいました。
途中、河童橋から穂高の山々が・・・
「ボルケーノ登山隊」は明日から「オクホ登山隊」に変わるのです。
つづく・・・
取材日: 2012年8月12日
ルート: 中尾登山口・・・秀綱神社・・・焼岳小屋・・・展望台・・・北峰・・・(新中の湯ルート)・・・中の湯登山口
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。