雨と風と霧のオクホ
2012年8月15日
「ボルケーノ登山隊」は上高地・明神に滞在、その後「オクホ登山隊」となりました。
ジロー隊長は相変わらず絶好調で、深夜になっても星空観察をしていました。
が、翌日は怪しい空模様・・・曇天の中、とりあえず明神を出発しました。
明神から徳沢、横尾と歩き、涸沢に向かいます。
涸沢が近づくと雪渓が現れます。
涸沢はやはり華やかですね。山ガールも増えてきます。ランチをとってちょっとくつろぎます。
涸沢といえばお花畑ですが、思いのほかの雪の多さに少々難儀をしました。
長い雪渓をトラバースをすると、
お花畑です。ハクサンイチゲです。
チングルマです。
オクホに向かう登山道の難所・ザイテングラート(ドイツ語で岩尾根のことらしい・・・)。ここを越えれば山小屋!
この日の滞在は穂高岳山荘です。この山小屋にはゴミ箱が置いてあるんです。びっくり・・・!
しかし、山ではゴミは持ち帰りが原則ですよ。
さて、翌朝はいよいよオクホ(奥穂高岳)登頂です。
しかし、、、深夜から早朝にかけて凄い雨・・・・・登山隊も少し躊躇します・・・
雨が小康状態になったところで、アタック開始!
岩場、鎖場、梯子を登ると・・・
ついに山頂です。日本第三の高峰・奥穂高岳(3190m)!眺望はゼロですが・・・
またまた降ってきた雨と強風の中、下山。
涸沢まで戻ると青空が見え始めました。奥にそびえるのは東大天井岳。
登山道の脇にはソバナがたくさん咲いてました。
ランプの笠のような花びらがいくつもいくつも並んで、オクホ登山隊に「お疲れさま!!」と言っているようでした。
取材日: 2012年8月13日、14日
ルート: 1日目:明神・・・徳沢・・・横尾・・・涸沢・・・ザイテングラート・・・穂高岳山荘(泊)
2日目:山荘・・・奥穂高岳・・・山荘・・・ザイテングラート・・・涸沢・・・上高地
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。