大きく、そして深い山・・・朝日岳と飯豊山を歩く!(後編)
2012年9月28日
飯豊(いいで)山は越後山脈の北端にある山です。朝日岳と並んでこのあたりの大きな山地となっています。
しかし、飯豊(メシを豊かに盛る)とは「米どころ」らしいネーミングです。
大日杉の避難小屋に前泊、翌早朝から歩き出しました。
前日の願いがかなってこの日はいい天気!
地蔵岳の展望台からは飯豊本山の山容がくっきり見えました。
切合(きりあわせ)小屋です。この日はまったくの無人でした。
が、この小屋を住みかにしている小さな住人が・・・
オコジョです。すばしっこいヤツですが人慣れしているのか逃げません。
姥権現です。女人禁制だった飯豊山にはさまざまな言い伝えがあるようで、信仰の山らしい石仏です。
登山の無事を祈って手を合わせてきました。
この後、急な登りをせっせと登ると、、、小屋が見えてきました。飯豊本山小屋です。
小屋の管理人さんです。
この方、新潟県人ですが、なんとドラゴンズファン!!!
標高2000mを超える山の上でドラの帽子とハッピ姿はなんとも壮観です!
小屋からなだらかな道を15分ほど・・・ 飯豊本山(標高2105m)のピークを踏んできました。
飯豊山の最高峰は大日岳(2128m)ですが、百名山はこちらの本山を言うようです。
下山中、振り返ると本山の雄大な姿が・・・
山小屋に戻り、食事を済ませます。
夕方、素晴らしい景色が広がりました。夕陽の右は飯豊本山、左にちょっと頭を出しているのが大日岳です。
翌朝も快晴!! ご来光を待ちます。しかし、見事な雲海・・・ まるで飛行機の中から見る景色のよう・・・
が、この後、すっかりガスに覆われてしまいました・・・ 結局、ご来光は拝めず。
しかし、時折晴れ上がり、大日岳が姿を現してくれます。
晴れたり、雨が降ったり、暑かったり、寒くなったり・・・ 目まぐるしい天候でしたが、心に焼きつく風景と出会う山旅となりました。
取材日: 2012年9月26日、27日
ルート: 1日目 大日杉小屋・・・地蔵岳・・・切合小屋・・・草履塚・・・姥権現・・・御秘所・・・御前坂・・・飯豊本山・・・本山小屋(泊)、 2日目 本山小屋・・・(往路下山)・・・大日杉
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。