房総半島で春を先取り!
2013年2月 6日
寒い日が続きますが、この日の千葉県・房総半島は春の陽気でした。
鋸山の展望台からは三浦半島が目と鼻の先のように見えます。更に海の向こうには富士山の山頂がぼんやり浮かんでました。
鋸山は標高329.5m、千葉県で12番目に高い山となります。
山の形がギザギザしているたのこの名がついたようです・・・
そのギザギザをつくっている岩が房州石(金谷石)です。
昔、建築関係の仕事をしていた頃に、建築資材である「金谷石」という名を聞いたことがありました。
あれから何年も経って、ここで出会うとは・・・なんか、感無量ですね。
こんな岩の塊が壁のようにあちらこちらにそそり立っています。
圧巻はこれ! 「地獄のぞき」です。
石切場跡です。房州石は明治から昭和にかけて建築資材として多用され、横浜の港の見える丘公園や靖国神社などにも残っているそうです。房州石はその後セメントにとって変わり、石切場も現在では最盛期の面影を残すだけとなりました・・・
石から掘り出した大仏さんです。
下山して振り返ると鋸山の全容が見渡せました。鋸の歯のように見えるかな・・・?
ちょっと早い春の日差しの中で、歴史の重さを感じた山旅でした。
取材日: 2013年2月3日
※文章、写真、所在地などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。
また、山の状況も取材時のものですので、お出かけの際にはご注意ください。
- 岳(たけし)
昭和38年、名古屋市生まれ。40代半ばから本格的に山歩きを始める。
20代の頃より今の方が体力も気力もある!と言い切り、旅行会社に勤務しながら、仕事で、プライベートで、
里山から3000m級の山々を軽やかに(?)駆け巡る日々を送る。
モットーは、「やる気と勇気と根気があれば、不可能はない!」
ちなみに、岳はれっきとした本名。