こんにちは、今年初めての更新です。今はオフシーズン、後1ヶ月もすれば今シーズンが開幕するが、今回はトーナメント会場のプレスルームを紹介をしよう。
オリンピックはもちろん多くのスポーツ会場にはプレスルーム(メディアルームともいう)という部屋があるのをご存知だろうか、ゴルフトーナメントの会場にももれなくプレスルームが存在する。
その部屋の目的は記者やカメラマンの取材活動をサポートするのが役目だ。ゴルフの場合、クラブハウス内の一部屋(コンペルームなど)を使うことが多いが、場所が確保できない場合はハウスや練習場周辺にプレハブを建てて使う場合もある。
中央のボードに上位の選手や主要選手のホールバイホールが表示される。最近はPCと連動した映写式の機械が使われることが多くなったが、2年程前まではスタッフが各ホールから伝えられる情報を見ながら手書きで表示していた。ボードの脇には欠場選手やインタビューの時間などの情報も張り紙される。記者やカメラマンは絶えずこのボードを注意している。
ゴルフの場合下位から猛チャージして優勝に絡むことも多いので、たえず各選手のスコアに注意していなければならない、特に最終日で上位選手が伸び悩んでいるときなどは要注意。その場合トップの選手が最終組よりも先にホールアウトしてしまうのこともあるので、ウイニングパットやガッツポーズを撮るにはその選手について上がってこなければならない。もちろん最終組がホールアウトするまで結果が出ない場合が多いのだが…
その日トップ選手や注目選手が上がるとアテスト後にインタビュールームで記者会見が行われる。状況によっては“囲み”といわれる簡易会見で終わることも、特に注目選手か振わなかったときなど。
記者やカメラマンには昼食が用意されている。内容は試合により区々、弁当の場合もあれば、食券が配られハウス内レストランやギャラプラを利用できる試合もあるが、お昼時間にギャラプラに行くと行列ができている場合が多いのでカメラマンはあまり利用しないか時間を外して利用しているようだ。中にはスタッフ食堂なるテントがありそこを利用することも、味は…である。まっ、プレスの食事も予算次第なのだろう。昨年あたりからだんだん悪くなっているような…気のせいか?
記者会見が終わると記者達は原稿を書き、カメラマンはその日撮った画像をセレクトしメールで社に送信。プレスルームには共有の無線LANがあり高速で送信できる。また電話はもちろんFAXやコピーもあり原稿の作製や送信にはこと欠かない。
原稿の送信が終わると一日の業務終了、パソコンやカメラを片付けた後、夜の街へ?もちろん最終日は帰路に就く。こんな感じでプレスルームの一日は過ぎて行きます。
2010年02月18日