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コラム カメラマンが行く!プロゴルフトーナメント

ゴルフ5レディス 2020

ゴルフ5レディス 2020

 9月に入り新型コロナウィルス第二波も徐々に終息に向う中、国内のプロゴルフツアーも徐々に再開され始めた。例年ならばもう終盤戦の季節だが、国内ツアーは始まったばかりだ。私にとって今年初めてのトーナメント撮影「ゴルフ5レディス」に行ってきた。今年は「ゴルフ5カントリーみずなみコース」で開催。以前4回~8回大会までオフィシャルカメラを担当していた時代を思い出した。当時は7月から8月に跨ぐ週でめちゃくちゃ暑かった記憶があるが、9月開催の今回も以前に増して暑かった…。

スタッフ用のパス。毎日受付で検温し、OKであればシールを貼ってもらいます。

スタッフ用のパス。毎日受付で検温し、OKであればシールを貼ってもらいます。

 今年はコロナで無観客の上、プロアマ戦が無いため練習日は水・木曜日。選手、キャディー、関係者全員火曜日の1日にクラブハウスでPCR検査を受けた。翌日結果が発表され、全員陰性に“ホッ”とする。クラブハウス玄関は安易に入れず入口と出口が決まっていて一方通行。入口に検温所があり選手、キャディーは検温を受け、OKであれば「検温済み」ステッカーをウェアに貼り入場できる仕組みになっていた。我々スタッフやメディアは別の場所にあるプレスルーム入口で検温、OKであればパスに各日ごと色の違うシールを貼ってもらって入場する。プレスルームも通常と違い「密」を避けるため机は窓向きに設置されていた。選手会見も通常であれば「インタビュールーム」でやるが、プレスルーム中央からPCを使い「リモート会見」。記者は各席からPCを通して選手に質問するというシステムだった。クラブハウス内ではマスク着用は必須。コース上でも選手以外はマスクを着用している人が多かったが、猛烈な残暑の中でのマスクは「呼吸困難」寸前!で倒れそうだった。

最終日2番セカンドショットを放つ小祝さくら。

最終日2番セカンドショットを放つ小祝さくら。

 さて試合の方は小祝さくらがノーボギー6バーディーの66で大会レコードを更新。2位に6打差をつけ、通算16アンダーで圧勝の2勝目を飾った。最終日、11アンダー首位でスタートした小祝は3番、4番と連続バーディー。8番ショートでは17mの“超ロングパット”を沈め「ラッキーでした」。後半15、16、17と3連続バーディー。最終18番はティーショットを左に曲げるも木に当たり斜面ラフへ。“2度目のラッキー”2打目を乗せ、パーで優勝を決めた。

 ルーキー当時の初々しさは影を潜めつつあるが、未だに「ガッツポーズ」など派手なアクションは無く控えめ、今回2勝目を決めた時も控えめに帽子のツバに手を添えるだけだった。「ガッツポーズはギャラリーもいないし、やらなくていいのかなと。やってみたい気持ちはありますが多分これからもやらないと思います」なのだそうです…。我々カメラマンはガッツポーズでなくとも“動き”のあるアクションをいつも期待して撮影ポジションを決めているが…私は今回“ハズレ”ました…。

優勝カップを手にする小祝さくら。今回は“密”を避けるため表彰式は18番グリーン上ではなくボード前で簡易的に行われた。

優勝カップを手にする小祝さくら。今回は“密”を避けるため表彰式は18番グリーン上ではなくボード前で簡易的に行われた。

 夏の試合で2勝目をあげた小祝さくらは、夏に強く「暑さに強い」イメージがあるが出身地は北海道。本人曰く「暑さが苦手」というが、本人は「暑い試合は体力的にも厳しいですが、気温が高いと球もよく飛んでくれます。寒いと距離が出ずキツイ時もあります。そういう点ではプレーしやすいのかなと思います」と暑さにも前向き。夏の強さにはこんな見方も。コーチは「人一倍の忍耐力がある、人に優しく自分に厳しい。自分に対して妥協しないし、優勝した日もプレーオフで負けた日もやると決めたことは愚直なまでにやる」。その昔?通算50勝永久シード選手の不動裕理は優勝した日のその帰り道、飛行場から練習場に寄り練習して帰ったという。努力も才能の1つ。その謙虚さも含め小祝さくらもその資質を備えているかもしれない。さて、この原稿を書いている今週は小祝がスポンサー契約を結んでいるデサント主催の試合「デサントレディース東海クラシック」だ。早々の3勝目を期待したい。

大注目の笹生優花。NEC軽井沢、ニトリに続く3連勝が期待されたが…。通算4アンダー29位タイ。ルーキーイヤー4戦で2連勝。昨年の渋野日向子を彷彿とさせる19歳は、プロ初の裏街道(10番ホールスタート)を経験した。「もう少しコースのことを知っていたらクラブの選択とかあったのかも」。

大注目の笹生優花。NEC軽井沢、ニトリに続く3連勝が期待されたが…。通算4アンダー29位タイ。ルーキーイヤー4戦で2連勝。昨年の渋野日向子を彷彿とさせる19歳は、プロ初の裏街道(10番ホールスタート)を経験した。「もう少しコースのことを知っていたらクラブの選択とかあったのかも」。

 近年女子は世代交代が早く、久々に女子の試合に行くと顔の分からない選手が多い。今年は黄金世代、プラチナ世代に続きミレニアム世代が出現。8月には19歳の笹生優花がルーキーイヤーながら2連勝。昨年の渋野日向子を彷彿させる活躍を見せている。ニュースで見たときは実際、誰か分からなかった、昨年11月プロテスト合格(92期)今年がルーキーイヤーでQTランキング28位で出場資格を得ての参戦。下部ツアーも経てないためLPGAにも過去データが無いのだ。最近はジャンボ尾崎の練習場に通い指導を仰ぐが、ジャンボ曰く「あんなのがいるとは思わなかった」と言わしめている。

 まだ本人を間近に見たことのあるギャラリーは少ないだろう、現在無観客など状況は厳しいが、収束して一日も早くギャラリーでお目にかかってもらいたいものだ。本来ならば美浜に大勢のギャラリーが押し寄せたに違いない。

執筆:2020年9月16日

2020年10月01日

コラムフォト

取材担当プロフィール

山之内 博章 やまのうち はくしょう (はっちゃんと呼ばれています。)
1967年2月24日名古屋市生まれO型の魚座です
ゴルフフォトグラファーをやってますが、他に人物や商品も撮ります。
特技?なんだろ?カラオケは大好き。
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