今年もABEMAツアー「太平洋クラブチャレンジトーナメント」に行ってきた。3年ぶりにギャラリーが帰ってきた今大会、例年ほどではないがそれでも計6000人を超えるギャラリーが観戦に訪れた。
3日間、山田大晟と櫛山勝弘が試合を終始リード。二人は専修大学出身の先輩と後輩だ。初日は後輩の櫛山が6アンダー首位、1打差2位タイに先輩の山田がつける、2日目は二人とも10アンダーで並び決勝ラウンドへ。ともすれば選手の安定感が無く出入りの多いチャレンジで、3日間安定したプレーを見せた。大会最終日は朝から雨模様。最終組スタート前には豪雨になり中断。11時に再開され最終組は直接雨の影響を受けずスタート。最終組は山田大晟と櫛山勝弘が10アンダー首位で並び河野祐輝が8アンダー2位で発進。山田は1、2番連続バーディーで櫛山を引き離すが4番ボギーで1打差に縮まるも、櫛山は「思うようなゴルフ」ができずパーセーブが続き追いつくきっかけが掴めない。山田は7番でバーディーを見せつけ再び2打差に。プレッシャーをかけられた櫛山は7、8番で連続ボギー4打差に開く。後半バックナイン山田は12～14番で3連続バーディー。櫛山も4バーディーと追いすがるが“時既に遅し”。山田が櫛山に3打差をつけ通算15アンダーで ABEMAツアー初優勝。先輩の貫禄を見せた。
ガッポーズなどを期待したが帽子を上げ軽く会釈、控えめな優勝シーンだった。山田は表彰式後メディアルームを訪れ挨拶し“好印象”を残した。宮里優作を師と仰ぎ昨日も連絡をもらったという。学生時代はトップクラスではあったが目立った成績は残せなかった。17年にプロ転向し、19年QTでファイナル進出ABEMAツアーの優先出場資格を得た。昨シーズンはABEMAツアーが主戦場だったが「大山どりカップ」では優勝争いを演じ1打差2位と惜敗。レギュラーの出場資格は得られなかった。本人曰く「置いていかれた感」を感じているという同級の比嘉一貴や池村寛世と比べると確かに出遅れ気味だ。現在27歳という年齢を考えると残りのチャンスはそう多くはない。この優勝を機に2勝目3勝目を目指し更にレギュラーシードを目指して「踏ん張り時」だろう。上がれる時に上がらないと中々チャンスは巡ってこないものだ。また調子を維持することも難しくなる。178cm、80kgとフィジカル的にも申し分なく更に好青年。応援したい選手がまた1人増えた。この様にこれから活躍が期待できる“未開”の選手の発見も、ABEMAチャレンジトーナメントの楽しみ方だと思う。現在、我が東海地方でチャレンジトーナメントは開催されていないが、レギュラーともに開催に名乗りを上げるスポンサーが出てくることを期待したい。
チャレンジは月曜日プロアマ戦で火曜日が練習日、私の仕事は中休みになる。今回はバスに乗って妻沼天聖山に参拝しがてら以前から気になっていた「元祖熊谷うどん福福」へ行ってみた。うどん屋っぽくない外観に「花嫁さん大募集中」の看板がｗ。妻沼天聖山は“縁結び”の神様であり店の前通りは「縁結び通り」と言われているが、果たして御利益は如何に？ 私も数年前御札を購入しましたが…。さてさて当店オススメという「肉汁うどん」を注文。少々時間がかかったが出てきた手打ち麺は太くコシがあり食べ応え十分。つけ汁も出汁が良く出ていて美味い！ 豚肉も最高！ 小麦粉は地元熊谷産の「あやひかり」を100％使用。熊谷市は小麦の一大産地なのだ。何でもうどん生地にクラッシック音楽を聞かせて熟成させるらしい。つけ汁は天然素材から出汁を取り科学調味料は一切無し。豚肉は隣町の深谷産ブランド豚「彩の国黒豚」を使用。しかも冷凍ではなく毎日新鮮な豚肉を仕入れているという。熊谷の小麦に深谷の黒豚“地元愛”に溢れたうどんは最高だった。また行きたい…
執筆：2022年6月20日
2022年07月13日
