気持ちよく晴れた秋の午後。
「120万本のコスモス」というキャッチフレーズにひかれて、
岐阜県羽島市にある「いちのえだ田園フラワーフェスタ」会場に行ってまいりました。
両側にのどかな田園風景が広がる、その名も「羽島田園街道」を進むと、
突然、ピンクの田んぼが見えてきます。
目指す会場が「ここだ」と、すぐにわかりました。
駐車禁止の標識はないので、通行のじゃまにならないよう、路上に車をとめます。
↑会場内を運行する「花トラクター」を運転していた
市之枝営農組合理事の三輪さんにうかがうと、
会場の敷地は約6ヘクタール。
休耕田活用の一環で、春はゲンゲ、夏はヒマワリ、秋にコスモス、
11月中旬からは小麦を育てるのだそうです。
今年は気象の影響もあり、種をまいたのが例年より2週間ほど遅い8月21日ごろ。
↑台風19号の後の吹き返しの風で倒れてしまった茎。
それでも花は、ぐいっと上を向いて咲いていました。
まだまだつぼみもいっぱいで、
これからさらにたくさんの花が咲くでしょう。
↑メーンの色は、このピンク。
↑真ん中辺りがグラデーションになっているものも。
↑白もきれい。
↑ビロードのような、濃いピンクも。
↑栄養がいいからか、こ~んなに大きく育った花も。
生き生き、伸び伸びと咲いている花たちに囲まれていると、
こちらも思わず笑顔になってしまいます。
↑テントウムシ発見。
ほかに、トノサマバッタやハナグモも見かけました。
夏に各地で見かけたハチやチョウチョは今回見なかったな。
気温がちょっと低いからかな。
↑高さ2メートルぐらい(?)の展望台もあります。
ちょっと目線が上がると、また違った風景が楽しめていいですね。
↑切り花体験をしている女性。
毎年来ていて、大きな花器のあるお友達のお店に飾ってもらうそう。
また、一面のコスモス畑の写真を外国のお友達にメールで送ると、
とても喜ばれるのだとか。
↑遠くに養老山脈を望む広々とした会場内には、
歩きやすいようにあぜ道がめぐらされています。
花をバックに記念撮影するカップルや家族連れの様子もほほえましく、
とっても穏やかな気分に包まれました。
すぐ近くに、
「市之枝(いちのえだ)」の地名の由来といわれる櫟江(いちえ)神社があり、
「夫婦和合の松」や藤原秀郷が残したと伝わる「鏃(やじり)石」、
味のあるお顔をした狛犬が鎮座しています。
興味のある人は、ウォーキングがてら参拝してみても。
取材日:2014年10月18日
いちのえだ田園フラワーフェスタ
岐阜県羽島市市之枝6-191
TEL:090-3308-9604(市之枝営農組合理事・三輪さんの携帯)
※入園無料
※会期は11月3日(月・祝)まで。
※切り花体験、花トラクター運行(体験料各200円)は、ボランティアが確保できる日の午前10時~午後5時ごろで対応。
※11月1日(土)、2日(日)、3日(月・祝)も飲食物販売あり。
交通アクセス
○公共交通機関
新幹線・岐阜羽島駅または名鉄・新羽島駅からタクシーで約5分。
○車
名神高速・岐阜羽島ICから羽島田園街道を南へ約2.5km。
- まころーど
- 名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。