秋に楽しめるのは、決して「実」だけではありません。
この時期に見ごろを迎えている花たちに出会える場所を求めて、
愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園(モリコロパーク)へ
出かけてきました。
同園では、今年9月5日から11月8日まで、
「全国都市緑化あいちフェア(花と緑の夢あいち)」を開催中。
2005年の「愛・地球博」から10年という節目もあって、
とっても華やかな雰囲気が漂っています。
↑園内にあった案内図。
総面積は約190ヘクタールあるそうですが、
お花が楽しめるのは、リニモの駅から近い北西部分ですので、
効率よく見どころだけを歩くなら、約2キロで回れます。
↑最初の見どころは、リニモの駅から近い「鏡の中の花畑」。
鏡を使って、
空まで花畑が続いているように見える空間を
演出しています。
愛知県設楽町の山間部で育てられたシクラメンがメインで、
シクラメンだけで2000鉢あるそうです。
↑センターエリア「花の棚田」へ続く道。
何気なく手すりにかけられた
ベゴニアのハンギングバスケットもかわいらしい。
↑色鮮やかなマリーゴールドやヒャクニチソウ。
グラデーションになっていて、本当にきれいです。
向こう側を走るロードトレインも、絵になりますね。
↑秋っぽい色合いの花壇。
↑珍しいチョコレートコスモス。
雰囲気ありますね~。
↑陽の光を受けて輝くケイトウたち。
10月の棚田の主役・ケイトウは、
29品種、2万5000株植えられているそうで、
見応えがあります。
↑こんなパステルカラーの品種もあるんですね。
↑この濃い赤紫色のケイトウは、ベネズエラという品種だそう。
↑こちらは、黄色に赤色の花穂が混じっています。
花には、旬があります。
とりどりのケイトウが楽しめるのも、10月25日まで。
10月26日と27日、
園内では大々的に花の植え替えが行われ(166品種8万株)、
棚田の主役はポインセチアに変わります。
28日からは、
愛知県産のポインセチア18種1万1000株が、
新たな棚田の主役として私たちの目を楽しませてくれるそうです。
↑豊かな森に囲まれた、気持ちの良い花畑。
↑水辺にも花が溢れています。
↑公園西口北にある「魅せたい花壇」。
花業界おすすめの新品種などが見られて、面白いです。
ほかにも、自治体や造園業者らがテーマに沿って作った庭や花壇など、
見どころが多く、本当に楽しめました。
愛知県は52年間、花き産出額が日本一だそうで、
今回のフェアで使われている花も、
ほとんどが愛知県産ということです。
改めて、花の王国・愛知の底力を感じることができる空間。
なかなか、一度にこれだけのお花を見ることはできません。
手入れも相当大変だそうで、
フェア終了後には、多くの花が撤収されてしまいます。
ぜひ、期間中に訪れてみてください。
取材日:2015年10月18日
愛・地球博記念公園
愛知県長久手市茨ヶ廻間乙1533-1
TEL:0561-64-1130(愛・地球博記念公園管理事務所)
○第32回全国都市緑化あいちフェア「花と緑の夢あいち」を開催中
2015年9月5日~11月8日
入場無料。
同時開催の「ジブリの大博覧会」(愛・地球博記念館ギャラリー3)は有料。
開場時間は9:00~17:00、期間中無休。
北エリアと南エリアを結ぶ園内バスは無料。
北エリアを周遊するロードトレインは1回券300円、1日券は600円。
西入口とサツキとメイの家を往復するスイーツトレインは1回300円。
(土日祝日のみ運行)
TEL:0561-62-8205
(全国都市緑化あいちフェア実行委員会情報センター)
交通アクセス
○公共交通機関
地下鉄東山線「藤が丘駅」または愛知環状鉄道「八草駅」から
東部丘陵線(リニモ)に乗り換え、「愛・地球博記念公園駅」下車すぐ。
○車
名古屋瀬戸道路・長久手ICから県道6号を東へ約2キロ。
または、猿投グリーンロード・八草ICから県道6号を西へ約2キロ。
◎駐車料金
フェア期間中:普通車平日300円、土日祝日800円。
通常時:普通車500円。
- まころーど
- 名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。