今年の秋は週末に雨が多くて、
イベントや自然を楽しみにしていた人には
ちょっと残念なことになってしまいましたね。
「雨も一興」と開き直って、
お城とコスモスが一緒に楽しめるスポットへ出かけてきました。
場所は、
愛知県尾張旭市にある城山公園前のコスモス畑です。
↑城山公園の案内看板。
駐車場に車をとめて、まずはお城へ。
↑駐車場利用時間は8:30~21:00とあります。
40年前に建てられたという
鉄筋コンクリート造4階建てのお城は、
1階がレストラン、2階は貸し出し可能な和室、
3階が休憩所、4階が展望室になっているようです。
まずは展望室からコスモス畑の全貌を見てみようと、
上ってみました。
↑展望室からの眺望。
正面手前にコスモス、道を挟んで、田んぼアートが見えます。
ちょうど名鉄瀬戸線が走っているところも
写すことができました。
↑少し横に視点を移したところ。
のどかな田園地帯です。
コスモス畑の全容がつかめたところで、
現場に向かいました。
↑コスモス畑から見た名鉄瀬戸線。
のどかで、いい雰囲気です。
↑田園地帯に咲き乱れるコスモスたちは、
どこか素朴で、伸び伸びしています。
↑田んぼ側からまっすぐ見たお城。
右手奥には、9階建ての公共施設
「スカイワードあさひ」も見えます。
↑西側のコスモス畑から見たお城。
↑東側のコスモス畑から見たお城。
見る角度によって、
趣が違って見えるのも、面白いですね。
しっとりと雨に濡れたコスモス畑を歩いていると、
花の前でホバーリングしているような
不思議な動きをする虫を見つけました。
↑正面から見たところ。
↑斜めから見たところ。
↑横から見たところ。
羽の動きが速すぎて、よく見えません。
その動きは、
まるでテレビで見たハチドリのようで、
でもあきらかに虫だし…と不思議に思い調べてみたら、
どうやら「ホウジャク」というスズメガの一種のようです。
ホウジャクは「蜂雀」と書き、
高速で移動できるため、
ハチやハチドリと誤認されることもあるようです。
素早く羽ばたかせて空中に静止し、
長い口吻で花の蜜を吸引するのだそうです。
晴天ならチョウやハチが飛び回っているところでしょうから、
雨だからこそ出会えた虫なのかな。
↑田んぼアートの紹介看板も見つけましたよ。
2019年春に、同市にある愛知県森林公園で開催される
全国植樹祭をテーマにしているそうです。
色の異なる稲で、きれいに描かれていました。
肌寒い秋の雨の中でも、
花を中心に広がる世界に心満たされる時間を
過ごすことができた一日でした。
城山公園には釣りのできる長池、
地上55メートル(9階)の展望台のある
「スカイワードあさひ」(入館無料)もあって、
ウォーキングコースも整備されています。
時間があれば、のんびり散策がお薦めです。
取材日:2017年10月21日
愛知県尾張旭市「城山公園」前のコスモス畑
愛知県尾張旭市城山町長池下
TEL:0561-76-8106(尾張旭市企画部情報化広報係)
※「旭城」は9時~17時開館、入館無料(レストランは水・木曜定休)
※「スカイワードあさひ」9階展望室は9時~21時30分開館、入館無料
交通アクセス
○公共交通機関
名鉄瀬戸線「尾張旭」駅(市役所)から市営バス西ルートに乗って
「城山公園」(2カ所目のバス停)下車すぐ。
○車
名二環・大森ICから東北東へ5km弱。
※無料駐車場有り。
- まころーど
- 名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。