風薫る5月、
どこかへ遠出したい気持ちがうずきますが、
自分や大切な人の命を守るため、
もう少し、我慢の日が続きそうですね。
ということで、
今回の「花紀行」でも、
2013年~2019年の5月に取材した花たちを
改めてご覧いただこうと思い、
コンパクトにまとめてみました。
5月って、
こんな花たちが咲く季節だったんだということを思い出して、
少しでも心の中の小旅行を楽しんでいただけたら幸いです。
(内容および写真は全て取材時のものです)
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まずは、
2013年5月13日に取材した
「荒子川公園」(名古屋市)のラベンダー 。
↑パークブリッジ西側に広がるラベンダー園には
約3000株(取材当時)のラベンダーが。
↑一口にラベンダーといっても、
結構いろいろな品種があって、
引き込まれました。
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次は、
2014年5月11日に取材した
「小堤西池」(愛知県刈谷市)のカキツバタ群落 です。
このカキツバタ群落は学術的にも貴重なもので、
2万平方メートル余りの小堤西池と、
その東側にある4万3000平方メートルの丘陵地が
国の天然記念物に指定されています。
↑広い区域内には、ノハナショウブやメダカ、トンボなど、
多様な動植物が自生しています。
↑のんびりと、
カキツバタが咲いていく経過を見守る楽しみも。
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2015年5月17日に取材したのは、
「元浜公園」(愛知県東海市)のバラ です。
↑4万9000平方メートルの園内に、
約100品種、2000株(取材当時)のバラが植栽されています。
↑バラの見どころはバラ園だけでなく、
園内全域に点在していて、散策が楽しかったです。
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2016年は、
5月21日に 「旭公園」(愛知県知多市)でシャクヤク を取材しました。
↑花はボタンによく似ているのですが、
木に分類されるボタンに対して、
草であるシャクヤクは、
よりたおやかで、はかなげです。
↑バラ咲きや獅子咲き、翁咲きなど、
花の形状にも多彩な分類があります。
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2017年は、
5月27日に 小牧市総合公園「市民四季の森」
(愛知県小牧市)のバラ を取材しました。
↑広い園内(約27万8000平方メートル)の中央南寄りにあるバラ園には、
294品種、1417株(取材当時)のバラが
伸び伸びと咲いていました。
↑品種名も多彩で、
花の色や形状に合わせて、
芸術家や各国王(皇)室の王(皇)女、
飲食物などの名称が付けられたものも多く、
とても興味深かったです。
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2018年は、
5月19日に 「油ケ渕花しょうぶ園」(愛知県碧南市)のハナショウブ を
取材しました。
↑約1万8000平方メートルの敷地に
約80品種、1万3000株(取材当時)の
ハナショウブが植栽されています。
↑それぞれの品種は
ボリュームのある花びらが特徴の肥後系、
多彩ですっきりした花形が多い江戸系、
ちりめん地で深く垂れる花びらが特徴の伊勢系
に分かれていて、
どれが何系か予想しながら名札を見るのも楽しかったです。
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2019年は、
5月11日に 「ヒトツバタゴ自生地」(愛知県犬山市)のヒトツバタゴ を取材しました。
↑当地は国の天然記念物に指定されており、
自生するヒトツバタゴは7本。
大きいもので、
樹高は約15メートル(取材当時)あるそうです。
↑雪が降り積もったように見える花は、
よく見ると、
細く4裂した花冠が集まったものであることがわかります。
暑さを感じ始める時期に、とても爽やかな気分にさせてくれる花たちです。
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過去の写真たちを見ていると、
自然の中で咲いている花たちは、
安らぎや発見を与えてくれるなあ、
と改めて思います。
伸び伸びと花を楽しめる日々が一日も早く戻りますように。
新型コロナウイルス蔓延の早急な終息を祈ります。
- まころーど
- 名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。