
![[岩倉市] 岩倉五条川桜並木保存会 会長 長谷川博さん](/system/wp-content/upimages01/travelmaster_47_1.jpg)
[岩倉市]
岩倉五条川桜並木保存会
会長
長谷川博さん
岩倉桜まつり
3月31日(金)~4月9日(日)
桜まつり夜桜ライトアップ/
18:00~21:00
会場までのアクセス/
名鉄犬山線「岩倉駅」下車、
東へ徒歩5分
岩倉市
0587-66-1111
https://www.city.iwakura.aichi.jp/

五条川の桜並木
「さくら名所百選の地(公益財団法人日本さくらの会)」にも数えられ、県内外から多くの花見客を集める愛知県岩倉市の五条川。ソメイヨシノを主体とした約千四百本もの桜が川の両岸にアーチのように広がり、訪れる人々を魅了します。そんな桜の名所の見どころを、桜の保護・育成を行う岩倉五条川桜並木保存会の長谷川博会長に聞きました。
桜も、その守り手も 後世に伝え続けて行くために
岩倉市は名古屋から電車で十数分とアクセスもよく、ひと昔前は一宮・犬山・小牧への交通の要所でもありました。長年名古屋に勤めに出ていましたが、このまちを出ようと考えたことはなかったですね。
私たちが活動する岩倉五条川桜並木保存会が発足したのは今から10年前。当時桜は自然に咲くものという感覚があり、桜の保存というのは考えられていませんでした。しかし、実際には腐朽対策や枯れ枝の剪定などもしなければならない。なによりも、戦後間もなく植えられた桜には高齢のものも多く、しっかり手をかけないと、いつまでも美しい開花を見ることができません。こうした背景から会は発足され、現在では賛助会員も含め130人程が名を連ねています。みなさんボランテイアですが、肥料を与える大変な作業も「いい運動になる」と楽しみながら行っています。
作業をしてくれる仲間も、桜も、後世に残していくことが大きな課題ですが、このまちに住む一人ひとりが豊かな岩倉の環境を誇りに思い、守っていこうという意識を持つことで、それも実現できるのではないかと思っています。
春の風物詩とともに楽しむ 「岩倉桜まつり」

桜まつりの時期には、市内に3台ある山車も町中を練り歩く。
五条川の桜は、狭い川幅の両側いっぱいに、まるでアーチのように続く桜のトンネルが特徴です。川を多くの生活道路が横切っていますので、橋も多く様々な川の情景を楽しめるのも魅力のひとつだと思います。桜まつりのシーズンには地域の山車が市内を練り歩き、染物の糊を落とす岩倉の春の風物詩、「のんぼり洗い」も見ることができます。イベントやライトアップもあり、毎年多くの人で賑わいますので、私も楽しみにしています。
春が過ぎると新緑の季節。満開の桜とは違う、清々しい空気に包まれた五条川も隠れた人気なんですよ。夏には練り歩く山車で賑わい、秋には紅葉する並木道。こうして一年を通して楽しめる景色が岩倉の魅力。やはり中心はこの五条川と桜ですので、この景色をいつまでも楽しんでもらえるよう、活動を続けていければと思います。


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一番人気の「岩倉とうふ」は、これからの時期季節限定で「千本桜」が登場。
岩倉とうふ(右)1つ…162円
五条桜(左)1つ………130円(税込) - 御菓子所 かめや
0587-37-0351
2017年03月