
![[岐阜県揖斐郡池田町] 極小美術館 館長 長澤 知明さん(70)](/system/wp-content/upimages01/travelmaster_58_1.jpg)
[岐阜県揖斐郡池田町]
極小美術館
館長
長澤 知明さん(70)
極小美術館
事前予約により開館
入館料/無料
※訪問には事前予約が必要です。予約方法は極小美術館HPをご確認ください。
090-5853-3766
http://www.geocities.jp/kyokushou_museo/

岐阜県の南西に位置する池田町。シンボルの池田山ではスカイスポーツが盛んに行われ、豊かな風土に育まれたお茶も特産品として人気があります。そんな池田町で芸術を育む小さな小さな美術館。その名も極小美術館の館長・長澤さんに、創設のきっかけやアートの楽しみ方を伺いました。
志さえあれば場所は関係ない 新しい才能が芽吹く場所に
未使用の倉庫だった建物を改装し、「極小美術館」としてオープンしたのが今から9年前。入場料は一切いただかず運営しています。
もともと私自身、彫刻の道を歩み、県立ではめずらしい美術科のある県立加納高校で教鞭をとっていました。芸術は創り続け、世の中の人々の目に触れ続けなければ育ちませんが、展示できる場所も機会も十分とは言えません。そこで新しく芽吹いた才能がこの地域で育ってほしいという一心から、作品を発表できる場を作りたいと思ったことが始まりです。
建物の1階は「キャリアのある作家」、3階は「期待される作家」のギャラリーとして年に4回、計8本の企画展を開催しています。とにかく“質”にこだわり、作家もそれに応えてくれるため、これまでの企画展はどれも好評で、東京・京都・神戸など、遠方からも多くの方に足を運んでいただいています。おかげさまで7年先まで企画展のスケジュールも決定しており、他にはない「極小」だから出来る驚きと見応えのある展示を予定しています。表現や観賞方法に決まりはなく、自由な発想を自由に楽しんで貰えれば良いので、ぜひ、若手作家たちの作品をご覧いただき、一緒に育てていってください。
山を春色に染める桜も魅力 アートとともに楽しんで

加納高校の卒業生であり、アシスタントスタッフとして極小美術館に携わる片岡美保香さんの作品。3F展示室のバックヤードを表現に用いた。
芸術の世界は甘いものではなく、「10年続けて一人作家が出れば上出来」と言われています。しかし、若い作家は着実に力を付けてきており、加納高校の卒業生で極小美術館で2回展覧会を開いた矢橋頌太郎など、若い作家が世に認められ、活躍していることをとても嬉しく感じています。今後もこの地域で芸術が振興するよう、拠点であり続けたいと思います。
極小美術館のある池田町は池田山麓に位置するのどかな町。春の訪れと共に、国指定の天然記念物・ヤマザクラで有名な霞間ヶ渓(かまがたに)には様々な種類の桜が咲き誇り、それはもう見事な景色を見せてくれます。極小美術館の入館はご予約頂く必要がありますが、都合が合えばいつでも見ていただくことができますので、お花見とともに、気軽にお立ち寄りください。


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求肥生地にほんのりした肉桂(シナモン)の香りをそえ、小豆こし餡を包んだ独特の風味豊かな餅菓子。
・1個…108円
・10個入…1,134円
・15個入…1,728円
・20個入…2,322円
(価格はすべて税込) -
いげたや国道店
揖斐郡池田町池野397-1
TEL:0585-45-5113
2018年02月